みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixのエフェクター: ROTARY SPEARKER」と題して、機能の説明と実験をします。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
EFFECT: TYPE: ROTARY SPEARKER
オルガンでよく使用されている、ロータリー・スピーカーをシミュレートしたエフェクトです。
パラメーターの説明
初期設定値
opsix | Knob | Full Name | Range | 初期設定値 |
BAL | B | Horn:Rotor Balance | R100:H0~R0:H100 [%] | R50:H50% |
SPEED SW. | C | Speed Switch | Slow, Fast | Slow |
SPEED | E | Speed | -100~+100 [%] | 0.0% |
SPKR | F | Speaker Type | Natural, Natural + Direct, Resonant, Resonant + Direct, Bright, Bright + Direct, Original CX-3 | Natural |
opsix、opsix nativeの画面
実験: EFFECT: TYPE: ROTARY SPEAKER: SPEAKER TYPE
Speaker Typeによる音の変化をテストしました。
エフェクト・オフから弾いて、2回鳴らしたところでエフェクト・オン。各Speaker Typeの音を2回ずつ鳴らしています。
・Speed Switch: 1回目:Slow、2回目:Fast
設定値
■1回目
■2回目
測定方法
- エフェクターの測定時の初期データの設定(EGは1番の設定。アルペジエーターはON)
- EFFECTページでFX1に下記の値に設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
BAL | B | Horn:Rotor Balance | R50:H50% |
SPEED SW. | C | Speed Switch | 1回目: Slow、2回目: Fast |
SPEED | E | Speed | 0.0% |
SPKR | F | Speaker Type | Natural → Natural + Direct → Resonant → Resonant + Direct → Bright → Bright + Direct → Original CX-3 |
- ENABLE(Dノブ)をOFF
- A3=220Hzを弾く
- 3回目の音が鳴る前にENABLE(Dノブ)をON
- Speaker TypeをNatural → Natural + Direct → Resonant → Resonant + Direct → Bright → Bright + Direct → Original CX-3 とFノブを回して切り替えて2回ずつ鳴らす
音データ
- Speed Switch: Slow
- Speed Switch: Fast
EFFECT: TYPE: ROTARY SPEAKER: SPEED
Speedの変化による音の変化をテストしました。
エフェクト・オフから弾いて、数秒でエフェクト・オン。Speedの値を0.0% → 100.0% → 0% → -100.0% → 0%と変化させて鳴らしています。
設定値
測定方法
- エフェクターの測定時の初期データの設定(EGは1番の設定。アルペジエーターはOFF)
- EFFECTページでFX1に下記の値に設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
BAL | B | Horn:Rotor Balance | R50:H50% |
SPEED SW. | C | Speed Switch | Fast |
SPEED | E | Speed | 0.0%(→ +100.0% → 0% → -100.0% → 0%) |
SPKR | F | Speaker Type | Natural |
- ENABLE(Dノブ)をOFF
- A3=220Hzを弾く
- 数秒経った後でENABLE(Dノブ)をON
- Speedの値を0.0% → +100.0% → 0% → -100.0% → 0%と変化させる
音データ
EFFECT: TYPE: ROTARY SPEAKER: SPEED SWITCH
Speed SwitchのSlowからFastの切り替えでの音の変化を確認しました。
設定値
測定方法
- エフェクターの測定時の初期データの設定(EGは1番の設定。アルペジエーターはOFF)
- EFFECTページでFX1に下記の値に設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
BAL | B | Horn:Rotor Balance | R50:H50% |
SPEED SW. | C | Speed Switch | Slow → Fast |
SPEED | E | Speed | +100.0% |
SPKR | F | Speaker Type | Natural |
- ENABLE(Dノブ)をOFF
- A3=220Hzを弾く
- 数秒経った後でENABLE(Dノブ)をON
- 数秒後、Speed SwitchをFastに切り替えて、音の変化を確認する。
音データ
EFFECT: TYPE: ROTARY SPEAKER: BALANCE
BALANCEパラメーターを動かして、音の変化を確認します。
設定値
■Speed Switch: Slowの時
■Speed Switch: Fastの時
測定方法
- エフェクターの測定時の初期データの設定(EGは1番の設定。アルペジエーターはOFF)
- EFFECTページでFX1に下記の値に設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
BAL | B | Horn:Rotor Balance | R50:H50% → R0:H100% → R50:H50% → R100:H0% → R50:H50% |
SPEED SW. | C | Speed Switch | 1.Slow 2.Fast |
SPEED | E | Speed | 1.0.0% 2.+100.0% |
SPKR | F | Speaker Type | Natural |
- ENABLE(Dノブ)をOFF
- A3=220Hzを弾く
- 数秒経った後でENABLE(Dノブ)をON
- Balanceを「R50:H50% → R0:H100% → R50:H50% → R100:H0% → R50:H50%」にBノブで変化させる
音データ
- Speed Switch: Slow
- Speed Switch: Fast
まとめ
今回は「KORG opsixのエフェクター: ROTARY SPEARKER」と題して、機能の説明と実験をしました。
いやぁ、楽しいね。
オルガンを弾いた気分が味わえちゃう。
心地よい揺れのエフェクトです。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixのエフェクター: AUTO WAH」と題して、機能の説明と実験をします。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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