※このページではアフィリエイト広告を利用しています。

シンセサイザー microKORG XL+は音作りを学ぶ人にとっておすすめです

この記事は約7分で読めます。

みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。

購入した当初はそれほど感じてはいなかったのですが、microKORG XL+はシンセサイザーの音作りを学ぶにはおすすめです。

microKORG XL+の魅力

KORG microKORG XL+、それは以下の通りです。

  • 軽い(2kg。常設する場所がなくても、セッティングが楽です)
  • 比較的安い
    これだけの機能を搭載しているシンセサイザーの中では、発売から10年経っているので、価格も低下して安定しています。
  • マニュアルが親切(とてもわかりやすい)
    今回ブログを書く上で非常に助かっています。
  • デジタル・シンセサイザーである
    デジタルなので、音作りした音色は数値としてデータを保存できる
    PC画面上でSound Editorを使ってデータとして表示できる
    PC上のSound Editorは、メインのエディット画面に機能のほとんどが表示されてエディットできるため、視認しやすい
    ※多くのパラメーターがあるシンセサイザーの音作りにとって、非常にありがたいことです。
  • アナログ・モデリング・シンセサイザー
    従来のシンセサイザーがモデルとなった構成で音作りが可能
  • プリセット音は、本体だけで128音色
    PC上のSound Editorをインストールすると、microKORG XL+より前に発売されたMS2000、MS2000B、microKORG、そして、USA版、UK版のプリセット音が付属
    これを含めると128音色×6 = 768音色と豊富
     ※時代や国によっての音作りが味わえる。
    2000年からのデジタル化の集大成+ソフトウェア化による技術のハイブリッド化が当時の先鋭的な存在だったため、その後普及していったソフトウェア・シンセサイザーの機能もある
  • 従来のアナログ・シンセサイザーだけではない、さまざまな機能が追加されている。
  • エフェクトはEQ(イコライザー)と2系統のエフェクト(17種類)が使用できる。
    普通のエフェクターとして使うというよりも、積極的に音作り用に使うためのエフェクトが用意されています。
  • 電池で動く
  • 外部入力した音からの音作りもできる
  • アルペジエイター付き
  • ボコーダー付き(マイクも付属)

KORG microKORG XL+ Sound Editorのシンセ・エディット・ウィンドウの画面

音作りに重点を置くと、「Sound Editor」は非常に魅力的です。

microKORG XL+ Sound Editorのシンセ・エディット・ウィンドウ画面

1画面でほとんどのパラメーターが網羅されているところが一番の魅力です。

microKORG XL+ Sound Editorのシンセ・エディット・ウィンドウ画面より、機能一覧(1画面でパラメーターが網羅されている)

デメリット

microKORG XL+を購入する上で、目的によってはそぐわないところがあります。
どのシンセサイザーにもメリット・デメリットはありますので、注意すべき点として理解していただけたらと思います。
また、デメリットに対して、「こんな使い方をすれば解消できるけれど…」といった情報も追記します。

  • ミニ鍵盤であること
    フルサイズ鍵盤のキーボードにMIDIで接続することでフルサイズ鍵盤で演奏できるので、演奏が上達すれば別の方法で使い続けらます。
  • 同時発音数は8音
    ワークステーション・タイプ(1台でいろいろな楽器音を重ねて作曲できる用途のシンセサイザー)の用途ではスペックが合わない(ワークステーション・タイプでは同時発音数は128音ぐらいあります)。
  • PC上のSound Editorからでないと、音作りが大変(本体だけでの音作りには不向き、初代microKORGのほうが本体の音作りはやりやすい)
  • 先代のmicroKORG XL発売から10年(2012年10月、初代のmicroKORGは2002年ですから20年)
     ⇒ロングセラー機である
  • PCM音源でいろんな楽器の音色を搭載した現在のワークステーション・シンセサイザーとは違うので、オーケストレーションをしたい方、これ1台で作曲してデータ保存したい方には不向き
  • リバーブエフェクトがない
    今のスペックでも結構十分であったりするが、あればまた楽しいかな

自分としてはシンセサイザーの音作りがメインなので十分ですが、このシンセサイザー1台だけで本格的にキーボードを練習して演奏を上手くなりたい人には、上記がデメリットとなります

ミニ鍵盤で演奏する方も中にはいらっしゃいますし、通常鍵盤では届かないミニ鍵盤でのバッキングをされる方もいます。
ミニ鍵盤といっても、従来のミニ鍵盤よりはずっと弾きやすい鍵盤です
MIDIで接続することで、フルサイズの鍵盤で演奏できるので、演奏が上達すれば別の方法で使い続けられます。

バッキング演奏や和音を学ぶぐらいなら十分です。

DTMに挑戦する方ならコンパクトなので、鍵盤情報を入力するぐらいであれば、本機をパソコンの前に置いてPC画面を見ながら作業することも可能です。

「シンセサイザーで音を作るのはどうやるんだろう?」と思う方や、「昔ちょっとかじったことがあったなぁ。ちょっと昔を思い出して音を出したいなぁ」という方で、PC上のSound Editorでの音作りができる方にとってはうってつけです。

その他の魅力(追記1)

今ではソフトシンセ(PC上で音作りができるシンセサイザー)もあり、PCがあればDAW(DESKTOP AUDIO WORKSTATION:パソコンを使って音楽制作するソフトウェア)を使ってオーケストレーションまでできてしまう、場所を取らないメリットがあります。

ただ、ソフトシンセで使うMIDIコントローラーやオーディオインターフェイスは、トータルで設計されたものではないわけです。鍵盤も含めて音をデザインできるのがハードウェア・シンセサイザーのメリットだし、プリセット音もそのシンセサイザー用に鍵盤の演奏の強弱の効果等、音作りがされている。

その一体感が楽器としての楽しさにつながっていると思います。

その他の魅力(追記2)

シンセサイザーで気になるところは、「ノブ」や「スイッチ」。

触っていて楽しいですよ、「ノブ」とか「スイッチ」。

昔、Sequential CircuitsのProphet-5を所有していましたが、あのノブはギザギザしているんです。

触っていてすべらない。

ノブが「つるんっ」としていると、回した感じがわからない。

これは好みの問題もあるけれど、私はこっち派です。

KORG microKORG XL+の右側のノブもギザギザしています。

小さいですが、私は好きなノブですね。

他にもグリップ感があるつまみを持つもの、大きなノブで回しやすくしているもの、いろいろあるので、気になる方は楽器屋さんに行って実際に試してみてください。

まとめ

今まで10機種ぐらい所有しましたが、やはり「使っていて楽しい」のが一番です。

どんな機種でも使っていくうちに魅力は感じられますので、一番なんて決められない(笑)

そのうちに、「あのメーカーのあの機種の音、よさそう...」と目移りします。

今でもメーカーや機種によって、同じようでも出る音の違いがあります。

それが楽器としての「個性」ですから。

初めに購入する場合、自分がどこに魅力を感じているのかが一番重要な点です。

「好きなミュージシャンが使っていたから」は重要なポイントですよ。

購入したら「あの曲の音はどれだ?」とかいじってみるなんて、楽しいですよ。

購入したらしゃぶりつくせばいいんです。

どんな機種でもしっかりと味わいがありますから。

もし、悩んでいて「シンセサイザーの音作りにどっぷりはまりたい」と思うなら、PC環境があるのであれば、Sound EditorのあるmicroKORG XL+は非常に魅力的です。

いかがでしょうか?

みなさんのお役に立てたなら幸いです。

では。

このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。

シンセサイザーの中でベストセラーであるmicroKORGシリーズ。
その最新版であるmicroKORG XL+。

発売から年数は経っていますが、Sound Editor使ってシンセサイザーの機能を学ぶ上では非常に強力なハードウェア・シンセサイザーです。

サウンドハウスからの購入はこちらから ↓このブログは、「にほんブログ村」に参加しています↓
にほんブログ村 音楽ブログへ にほんブログ村 音楽ブログ DTM・MIDIへ にほんブログ村 音楽ブログ 楽器・音楽機材へ にほんブログ村 音楽ブログ 音楽情報へ PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました