みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: FILTER: TYPE」と題して、フィルターのタイプによる音の変化を確認します。
タイプの説明は、「シンセサイザー opsixの機能: FILTERページ・グループ」をご覧ください。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
実験: FILTER: TYPEによる音の変化
シンセサイザーにおいてFILTERの効果は音のキャラクターに直結する機能です。
でもFM音源のシンセサイザーであったDX-7にはFILTERがありません。
FM音源はキャリアとモジュレーター、そしてエンベロープ・ジェネレーターで音の変化を作るので、フィルターがありませんでした。
opsixはキャリアとモジュレーター、エンベロープ・ジェネレーターで作った音にフィルターで音を変化させることができます。
実験でフィルターのタイプごとに音の変化を聞いてみましょう。
どのタイプも音の変化がわかるようなパラメーターを設定しました。
なので、マニアの方には「ポイントが違う」と思うかもしれませんが、ご了承ください。
設定値
opsix nativeの画面
測定方法
- 上記の値を設定
- FILTER、ページで以下の値を設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
TYPE | A | Filter Type | LPF12→ |
CUTOFF | B | Cutoff | 800.0Hz |
EG2 | C | EG2 Int | 0.00 |
ENABLE | D | Enable | On |
RESO | E | Resonance | 80.00% |
DETUNE | F | CTRL | Off |
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
LOW | A | KeyTrk Low Slope | 0.00 |
HIGH | B | KeyTrk High Slope | 0.00 |
LFO2 | C | LFO2 Int | +50.00 |
CENTER | D | KeyTrk Center Key | C4 |
CTRL | F | LFO2 Ctrl Src | Off |
- アルペジエーターをONにして、A3=220Hzを弾く
FILTER: TYPE: LPF 12
音データ
FILTER: TYPE: LPF 24
音データ
FILTER: TYPE: LPF MS-20
音データ
FILTER: TYPE: LPF POLY6
音データ
FILTER: TYPE: HPF 12
音データ
FILTER: TYPE: HPF 24
音データ
FILTER: TYPE: HPF MS-20
音データ
FILTER: TYPE: BPF 6
音データ
FILTER: TYPE: BPF 12
音データ
FILTER: TYPE: BRF 6
音データ
FILTER: TYPE: BRF 12
音データ
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: FILTER: TYPE」と題して、フィルターのタイプによる音の変化を実験を通して確認しました。
すべてのタイプで音の変化が違うことを確認できたかと思います。
プログラムごとに効果的なタイプ、パラメーターのポイントがあるので、いろいろと試してほしいですね。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixの機能: FILTER MOD: KEY TRACK」と題して、FILTER MODページののキー・トラック機能を実験します。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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