みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: MODE: EFFECT:COMB FILTER」と題して、機能の説明と実験をします。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
MODE: EFFECT: COMB FILTER
くし形にフィルターをかけるエフェクトです。
COMBは「くし」の意味。
独特の「しゅわーん」といった音がします。
初期設定値
opsix | Knob | opsix native | Full Name | Range | 初期設定値 |
OSC MIX | C | Mix | OSC Mix Level | 0~100 [%] | 50% |
FREQ | E | Cutoff | Frequency | -50.0~+50.0 [semi] | 0.0semi |
FB | F | Feedback | Feedback | -100~+100 [%] | 50% |
FREQは効果がかかる周波数を調節します。効果はオシレーターのピッチに連動します。
実験: MODE: EFFECT: COMB FILTER
では、パラメーターごとに実験してみましょう。
実験1: MIX=30%、FB=30%、FREQ=0.0semiでEG1でコントロール
FREQの値をバーチャル・パッチでEG1でコントロールしてみました。
鍵盤を1つ押さえることで、EG1の時間的変化をFREQに与えることで波形が変化します。
設定値
測定方法
- 上記の値を設定
- MODE: EFFECTページで以下の値を設定
opsix | Knob | opsix native | Full Name | 設定値 |
FX | B | Effect Type | Effect Type | COMB |
OSC MIX | C | Mix | OSC Mix Level | 30% |
FREQ | E | Cutoff | Frequency | 0.0semi |
FB | F | Feedback | Feedback | +30% |
- A3=220Hzを弾く
音データ
実験2: FB=-100~+30%
今度はFB(FEEDBACK)パラメーターの値を変化させます。
設定値
測定方法
- 上記の値を設定
- MODE: EFFECTページで以下の値を設定
opsix | Knob | opsix native | Full Name | 設定値 |
FX | B | Effect Type | Effect Type | COMB |
OSC MIX | C | Mix | OSC Mix Level | 50% |
FREQ | E | Cutoff | Frequency | 0.0semi |
FB | F | Feedback | Feedback | -100→+30% |
- アルペジエーターをONにしてA3=220Hzを弾きながら、FBを-100→+30%に変化させて、音の変化を確認する
音データ
+30%までにとどめました。
それ以上になると過激になりますからね。
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: MODE: EFFECT: COMB FILTER」と題して、機能説明と実験をしました。
COMB FILTER独特の「しゅわーん」っていう音が波形を変調する段階でできる。
面白いですね。
まだオペレーターを1つしか使っていない。
どこまでできるんだ、opsix(笑)
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixのプリセット分析:338 [TMP] Comb Flanger」と題して、MODE: EFFECTにCOMB FILTERを使用したプリセット・プログラム「338 [TMP] Comb Flanger」のパラメーターを分析します。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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