みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: MODE: FILTER FM: CUTOFF」と題して、パラメーターの説明と実験をします。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
MODE: FILTER FM: CUTOFF
ピッチと同期して動くカットオフ周波数です。
MODE: FILTERとの違いは、モジュレーターからの入力信号でカットオフ周波数を変調することです。
実験: MODE: FILTER FM: CUTOFF
ピッチと同期して動くカットオフ周波数ですが、今回は鍵盤の位置を固定して、モジュレーターの設定によってどのように音が変化するのか実験します。
設定値
OP1 | OP2 | |
MODE | FILTER FM | FM |
WAVE | SAW | SINE |
OP LEVEL | 100% | 50% |
RATIO | 1.0000 | 1.0000 |
Parameters | TYPE: MG LPF24 CUTOFF: -25.0semi RESO: 0% | PITCH: DETUNE: +3.0cents MODE: FB: 50% |
測定方法
- 上記実験: MODE: FILTER FM」の値を設定
- MODE: FILTER FMページで以下の値を設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
TYPE | B | Filter Type | MG LPF24 |
WAVE | D | Wave | SAW |
CUTOFF | E | Cutoff | -25.0semi |
RESO | F | Resonance | 0% |
- A3=220Hzを弾く。(アルペジエーターOFF/ON)
音データ
手動で弾いた音
アルペジエーターでの音
波形の変化
パターン1(最初の部分)
波形
周波数スペクトル
パターン2(音の揺れはじめ)
波形
周波数スペクトル
パターン3(揺れが終息した部分)
波形
周波数スペクトル
パターン4(もう一回立ち上がり始めた部分)
波形
周波数スペクトル
MODE: FILTER FM: CUTOFFを-50.0→+50.0semiに変化
今度は、カットオフ周波数の設定を手動で変化させてみます。
設定値
測定方法
- 上記実験: MODE: FILTER FM」の値を設定
- MODE: FILTER FMページで以下の値を設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
TYPE | B | Filter Type | MG LPF24 |
WAVE | D | Wave | SAW |
CUTOFF | E | Cutoff | -50.0→+50.0semi |
RESO | F | Resonance | 0% |
- アルペジエーターをONにして、A3=220Hzを弾きながら、CUTOFFの値を-50.0→+50.0semiに変化させる
音データ
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: MODE: FILTER FM: CUTOFF」と題して、パラメーターの説明と実験をしました。
いかがだったでしょうか?
モジュレーター側からの入力信号によってカットオフ周波数が変化する。
モジュレーターにもっと違った波形や設定をしたら、複雑な変化ができそうです。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixの機能: MODE: FILTER FM: RESONANCE」と題して、パラメーターの説明と実験をします。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
コメント