みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: MODE: RING: DEPTH」と題して、パラメーターの機能の説明と実験をします。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
MODE: RING: DEPTH(RING DEPTH)
MODE: RING: DEPTHは、オシレーターの信号と生成したリング・モジュレーターの信号とのバランスを調整するパラメーターです。
0%だとオペレーターのもつオシレーターの信号のみになり、100%でリング・モジュレーターの信号のみになる、バランス調整の役割を持っています。
実験: MODE: RING: DEPTH(RING DEPTH)
では、DEPTHパラメーターを変化させます。
実験方法の詳細に関しては、「シンセサイザー KORG opsixの機能: MODE: RING」をご確認ください。
設定値
測定方法
- 上記「実験: MODE: RING」の値を設定
- MODE: RINGページでDEPTH、SHAPEの値を設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
DEPTH | B | Ring Depth | 0 → 100% |
SHAPE | C | Shape | 0% |
- A3=220Hzを弾く
DEPTH=0%
音データ
まずは基本波形の音です。
波形
周波数スペクトル
DEPTH=25%
音データ
特定の周波数が顔を出しました。
これがRATIO=9.000+/-1.0000の音なのかな?
波形
周波数スペクトル
DEPTH=50%
音データ
基音のレベルが下がってきています。
波形
周波数スペクトル
DEPTH=75%
音データ
基音の音がしなくなってきました。
波形
周波数スペクトル
DEPTH=100%
音データ
基音のレベルがなくなってしまいました。
波形
周波数スペクトル
DEPTH=0→100%
最後に、MODE: RING: DEPTHを0→100%に変化させて、音の変化を確認します。
音データ
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: MODE: RING: DEPTH」と題して、パラメーターの機能の説明と実験をしました。
RINGで出力される信号はキャリアであるOP1とモジュレーターのOP2の信号を掛け合わせたものなので、DEPTH=100%の場合、2つの周波数の音が出力されているところがミソです。
今回はサイン波でオペレーターのRATIOの値が違う信号で実施しましたが、複雑な波形を掛け合わせると過激な音になります。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixの機能: MODE: RING: SHAPE」と題して、パラメーターの機能の説明と実験をします。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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