みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: PITCH: FREQUENCY MODE」と題して、機能説明と実験をします。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
PITCH: FREQUENCY MODE
オペレーターのピッチの設定方法を選択します。
選択した項目により他のパラメーターが変わります。
- RATIO: ノート・ナンバー(鍵盤の位置)の周波数に、COARSE ( Coarse Ratio)とFINE ( Fine Ratio)で設定した比率を掛け合わせたPITCHになります。
- FIXED: ノート・ナンバー(鍵盤の位置)に関係なく、一定の周波数がPITCHとして設定されます。
PITCH: FREQ: RATIO
opsix本体左側にオペレーターごとにノブがあります。
単独でノブがあるほどFM音源では重要なパラメーターです。
これにより、FM音源の基本となるキャリア、モジュレーターのピッチを設定します。
この設定の組み合わせで波形に変化を与えるのがFMの基本です。
実験1: PITCH: FREQ: RATIO: COARSE
RATIO: COURCEパラメーターの値を変化させます。
設定値
測定方法
- 上記の値を設定
- PITCHページで以下の値を設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
FREQ | A | Frequency Mode | RATIO |
TRANS | C | Transpose | 0 |
COARSE | D | Coarse Ratio | 1.0000→32.0000→1.0000→0.0078→1.0000 |
FINE | E | Fine Ratio | — |
DETUNE | F | Detune | 0.0cents |
- A3=220Hzを弾きながら、CORSEでRATIOの値を1.0000→32.0000→1.0000→0.0078→1.0000へ変化させる。
音データ
実験2: PITCH: FREQ: RATIO: FINE
FINEパラメーターの値を変化させます。
設定値
測定方法
- 上記の値を設定
- PITCHページで以下の値を設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
FREQ | A | Frequency Mode | RATIO |
TRANS | C | Transpose | 0 |
COARSE | D | Coarse Ratio | 1.0000 |
FINE | E | Fine Ratio | 1.0000→2.0000→1.0000→0.500→1.0000 |
DETUNE | F | Detune | 0.0cents |
- A3=220Hzを弾きながら、FINEでRATIOの値を1.0000→2.0000→1.0000→0.500→1.0000へ変化させる。
音データ
PITCH: FREQ: FIXED
FIXEDはノート・ナンバー(鍵盤の位置)に関係なく一定の周波数がPITCHとして設定されて出力されます。
実験: PITCH: FREQ: FIXED
鍵盤のどこを押しても同じピッチが出力されることを確認します。
設定値
測定方法
- 上記の値を設定
- PITCHページで以下の値を設定
opsix | Knob | Full Name | 初期設定値 |
FREQ | A | Frequency Mode | FIXED |
TRANS | C | Transpose | 0 |
x100 | D | Fixed Frequency | 220.00Hz |
x1 | E | Fixed Frequency | ↑ |
x0.01 | F | Fixed Frequency | ↑ |
- いろんな鍵盤を弾いて220.00Hzしか音が出ないことを確認する。
音データ
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: PITCH: FREQUENCY MODE」と題して、機能説明と実験をしました。
基本的な実験でしたので、ちょっとつまらなかったかな。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixの機能: PITCH: TRANSPOSE」と題して、パラメーターの説明と実験をします。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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