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KORG opsixのプリセット分析: 055 Bright Plectrum

この記事は約9分で読めます。

みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。

今回は「KORG opsixのプリセット分析: 055 Bright Plectrum」と題して、プリセット・プログラム「055 Bright Plectrum」のパラメーターを分析します。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。

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音の特徴

アタックはミュートされたガット・ギターの弦をピックで弾いている感じの音に感じます。

その後に金属の管に通したような持続音が発生する仕上がりです。

ミュートされた音はMODE: FILTER FMで仕上げています。

KAMIN
KAMIN

MODE: FILTER FMの機能については以下のページから3ページにかけて説明しています。

KORG opsixの機能: MODE: FILTER FM

実験

では、音で確認しましょう。

KAMIN
KAMIN

パラメーターの分析は下に書いています。

詳細はそちらをご覧ください。

実験1: 弾いてみる

測定方法

シーケンサーをONにしてPLAYボタンを押します。

音データ

実験2: OP1のMODE: FILTER FMをMODE: EFFECT: WAVESHAPERに変更してみる

設定方法

OP1のMODE: FILTER FMをMODE: EFFECT: WAVESHAPERに変更

TYPEをREAL STEEP、OSC MIXを30%、DAMPを50%に変更

PROG-MISCのLEVELを+2.0dB→0.0dBに変更

測定方法

シーケンサーをONにしてPLAYボタンを押します。

音データ

KAMIN
KAMIN

オリジナルの抑制を解き放ってしまいました(笑)

私、MODE: EFFECT: WAVESHAPER好きです。

パラメーター分析

INITプログラムからの変化を元に分析しています。

INITプログラムのパラメーターの設定については「シンセサイザー KORG opsixの機能: INIT(初期設定)プログラムの分析」をご確認ください。

alg-14

アルゴリズムには14番のアルゴリズムが設定されています。

OP1, OP2でキャリア-モジュレーターの直列接続。

OP3~OP6でモジュレーターが2段のY字接続。

といった構成です。

OP1-OP2では、キャリアOP1でMODE: FILTER FMを使用してBPFでCUTOFF、RESONANCEが設定されています。

MODE: FILTER FMは、モジュレーターOP2の入力信号によってFILTERのCUTOFF周波数を変化させます。

ピッチに同期して周波数ポイントが動くので、後でキー・トラックでのレベル調整が楽になる。

がりがり感を持たせたボトムの音。

ガット弦のような響きがします。

OP3~OP6のY字接続の構成は、MODE: FMでのFM変調となっていて、RATIO、OP LEVELで波形が作られています。

立ち上がりがゆっくりな金属的な音を作成しています。

モジュレーターのOP4~OP6はOP-PITCHのDETUNEでピッチの小さなずれを設定して音に厚みを加えています。

モジュレーターのOP5はバーチャル・パッチでレベルがLFO3で変化するように設定されていて、WAVEがRANDOM: LVL&TIMEなので複雑の音の揺れを演出しています。

OP5のLEVELをLFO3で周期的変化するようにバーチャル・パッチで設定されています。

OP2, OP3はOP-L MODでレベルがベロシティによって強弱をコントロールするように設定されています。

OP2, OP5, OP6はキー・トラックで基準キーをC4として高いキーになるほどレベルがマイナスに設定されています。

FILTERはLPF12が使用されていますが、INITプログラムのままで効果はありません。

プログラム全体のLEVELはEG1で時間的変化するようにバーチャル・パッチで設定されています。

エフェクターは、CHORUSで揺らぎのある音を演出、TAPE ECHO(BPM)で深いディレイ、REVERB(BPM)ですっきりした広がりを演出しています。

OP3~OP6のPITCHをLFO2で周期的変化するように設定されています。
その効果をアフタータッチで変化量をコントロールするようにバーチャル・パッチで設定されています。

演奏表現の手段として、アフター・タッチでLFO2のSPEED、REVERBのPARAMETER3(REVERB TIME)をコントロールするように設定されています。

055 Bright Plectrum alg-14 param
055 Bright Plectrum alg-14 param etc

MODE、WAVE、OP LEVEL、FREQUENCY MODE

055 Bright Plectrum mode

OP-EG

055 Bright Plectrum op-eg alg-14
055 Bright Plectrum op-eg

OP1, OP2の直列接続では、キャリアOP1のSUSTAIN LEVELが0なので、約2秒後に音がなくなるように設定されています。

OP2のCURVEが0と緩やかな減衰となっています。

OP3~OP6がゆっくりしたアタックが設定されて、キャリアのSUSTAIN LEVELが75で持続音となっています。

OP-PITCH、OP-P MOD、OP-L MOD、OP-KEY TRACK

OP-PITCH

055 Bright Plectrum op-pitch

OP4, OP5, OP6(Y字接続のモジュレーター)に対して、DETUNE(細かなピッチのずれ)が設定されています。

OP-P MOD

055 Bright Plectrum op-p-mod

OP2に対してLFO1によるピッチの周期的変化が設定されています。

OP-L MOD

055 Bright Plectrum op-l-mod

OP2, OP3に鍵盤を弾く強さ(VELOCITY)による効果が設定されています。

OP-KEY TRACK

055 Bright Plectrum op-key-track

OP2, OP5, OP6に対して、CENTER KEYがC4、HIGH SLOPEが-20%の設定がされています。

C4のキーより高くなるにしたがって効果が少なくなってくるように設定されています。

FILTER

055 Bright Plectrum filter

FILTERページのパラメーターはINITプログラムと同じ設定値でした。

FILTERはENABLE: ONですが、CUTOFF周波数が最大値であるため、フィルターの影響はないと考えます。

MOD(EG、LFO)

EG

INITプログラムから変更はありませんでした。

EG1はバーチャル・パッチでプログラム全体のLEVELを時間的変化するように設定されています。

LFO

055 Bright Plectrum lfo

LFO1は、WAVEがTRIANGLE、KEY SYNCがVOICE(キーを押すごとに位相がリセットされる)、TEMPO SYNCがOFF、SPEEDが5.10Hz、FADE(フェード・イン:効果が最大になるまでの時間)が0.973sに設定されています。

LFO1はOP2に対してピッチの周期的変化が設定されています。

LFO1はPROGRAM PITCHでピッチの周期的変化が設定されていて、モジュレーション・ホイールの操作で変化量をコントロールするように設定されています。

LFO2は、WAVEがSINE、KEY SYNCがVOICE(キーを押すごとに位相がリセットされる)、TEMPO SYNCがOFF、SPEEDが1.95Hz、FADE(フェード・イン:効果が最大になるまでの時間)が0.526sに設定されています。

LFO2はバーチャル・パッチでOP3~OP6のPITCHを周期的変化するように設定されています。
その効果をアフタータッチで変化量をコントロールするように設定されています。

LFO2のSPEEDはバーチャル・パッチによりアフタータッチでコントロールするように設定されています。

LFO3は、WAVEがRANDOM: LVL&TIME、KEY SYNCがVOICE(キーを押すごとに位相がリセットされる)、TEMPO SYNCがOFF、SPEEDが0.52Hz、FADE(フェード・イン:効果が最大になるまでの時間)が1.027sに設定されています。

LFO3はバーチャル・パッチでOP5のLEVELを周期的変化するように設定されています。

EFFECT

055 Bright Plectrum fx

FX1はCHORUS、FXはTAPE ECHO(BPM)、FX3はREVERBが設定されています。

VIRTUAL PATCH

055 Bright Plectrum v-patch

バーチャル・パッチの設定は以下の通りです。

  1. V.PATCH2は、OP5のLEVELをLFO3で周期的変化するように設定されています。
  2. V.PATCH3は、プログラム全体のLEVELをEG1で時間的変化するように設定されています。
  3. V.PATCH5~8は、OP3~OP6のPITCHをLFO2で周期的変化するように設定されています。
    その効果をアフタータッチで変化量をコントロールするように設定されています。
  4. V.PATCH9は、LFO2のSPEEDをアフタータッチでコントロールするように設定されています。
  5. V.PATCH10は、FX3に設定したREVERBのPARAMETER3(REVERB TIME)をアフタータッチでコントロールするように設定されています。

MISC

055 Bright Plectrum prog-pitch

LFO1によるピッチの周期的変化が設定されていて、モジュレーション・ホイールの操作で変化量をコントロールするように設定されています。

VOICE

INITプログラムから変更はありませんでした。

まとめ

今回は「KORG opsixのプリセット分析: 055 Bright Plectrum」と題して、プリセット・プログラム「055 Bright Plectrum」のパラメーターを分析しました。

実験ではキャリアであるOP1をMODE: EFFECT: WAVESHAPERにして違った音にしました。

データを確認することによって「こんな風にできるかな」とか「このパラメーターを操作したらどうなるんだろう」とイメージが湧いてきます。

デジタル・シンセサイザーは数値で確認できるから使わない手はないです。

皆さんもチャレンジしてみてください。

この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。

次回は「KORG opsixのプリセット分析: 089 Ruin Chatters」と題して、プリセット・プログラム「089 Ruin Chatters」のパラメーターを分析します。

では。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザーopsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。

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