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KORG opsixのプリセット分析: 241 Mod Saw Lead

この記事は約9分で読めます。

みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。

今回は「KORG opsixのプリセット分析:241 Mod Saw Lead」と題して、プリセット・プログラム「241 Mod Saw Lead」のパラメーターを分析します。

KAMIN
KAMIN

opsixのプリセット音を自分なりに分析してみました。

INITプログラムからの変更点をみています。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。

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音の特徴

典型的なGLIDE(ポルタメント)が効いたシンセサイザー・ソロの音です。

オペレーターが1つ(OP3のみ)の音で作成されています。

音の厚みはエフェクトのEFFECT: UNISON ENSEMBLEによるものです。

KAMIN
KAMIN

EFFECTの機能については以下のページから説明しています。

KORG opsixの機能: EFFECTページ・グループ

実験

では、音で確認しましょう。

KAMIN
KAMIN

パラメーターの分析は下に書いています。

詳細はそちらをご覧ください。

実験1: 弾いてみる

測定方法

シーケンサーをONにしてPLAYボタンを押します。

音データ

実験2: モジュレーション・ホイールを動かしてみる

測定方法

実験1と同様にシーケンサーをONにしてPLAYボタンを押し、モジュレーション・ホイールを0→最大→0に動かす。

音データ

KAMIN
KAMIN

モジュレーション・ホイールを動かすと抑圧がかかった音になります。

実験3: OP4のLEVELを上げて、MODE: FMで音を変化させる

OP3~OP6の直列接続でOP4のLEVELが0%のため、モジュレーターによる変化がありませんでした。

OP4のLEVELが上下させて、FM変調させてみます。

測定方法

効果をわかりやすくするために、OP4のRATIOをRATIOノブで1.0000→6.0000に変更します。

シーケンサーをONにしてOP4のLEVELをLEVELスライダーで0%→100%→0%に変化させます。

音データ

KAMIN
KAMIN

レベルを上げたくなる音です。

実験4: OP1のLEVELを上げて、MODE: EFFECT: WAVESHAPERの音を混ぜる

今度はOP1-OP2の音を重ねてみましょう。

OP1はMODE: EFFECT: WAVESHAPERを使用しているので、その効果が確認できます。

測定方法

OP1のLEVELを上げると、VIRTUAL PATCH1でOP1のMODE: EFFECT: WAVESHAPERのOSC MIXをLFO3のWAVE: SAMPLE&HOLDで変化するように設定されていますが、効果がわかりにくいので、事前にLFO3→EG3に変更します。

シーケンサーをONにしてOP1のLEVELをLEVELスライダーで0%→100%→0%に変化させます。

音データ

KAMIN
KAMIN

しゅわしゅわ感が味付けされますね。

実験5: FX1: UNISON ENSEMBLEの効果を確認する

このプログラムはエフェクターの効果が大きいので、確認します。

測定方法

事前にすべてのエフェクターをOFFにします。

シーケンサーをONにして、8巡します。

5巡目にFX1: UNISON ENSEMBLEをONにします。

音データ

KAMIN
KAMIN

VOICESが2ですが、結構効果あります。

実験6: FX2: AUTOPAN DLYの効果を確認する

実験5と同様に、今度はFX2: AUTOPAN DLYの効果を確認します。

測定方法

事前にすべてのエフェクターをOFFにします。

シーケンサーをONにして、8巡します。

5巡目にFX2: AUTOPAN DLYをONにします。

音データ

KAMIN
KAMIN

ディレイ音を気持ちよく左右に振ってます。

実験7: FX3: REVERBの効果を確認する

最後にFX3: REVERBの効果を確認します。

測定方法

事前にすべてのエフェクターをOFFにします。

シーケンサーをONにして、8巡します。

5巡目にFX3: REVERBをONにします。

音データ

KAMIN
KAMIN

結構深いREVERBです。

パラメーター分析

INITプログラムからの変化を元に分析しています。

INITプログラムのパラメーターの設定については「シンセサイザー KORG opsixの機能: INIT(初期設定)プログラムの分析」をご確認ください。

alg-01

アルゴリズムには1番のアルゴリズムが設定されています。

OP1, OP2の直列接続とOP3~OP6の直列接続と、2つの構成となっています。

OP1のLEVELが0。そしてOP4のLEVELが0なので、OP3のみで音が作成されています。

よって、1つのWAVE: SAWのオシレーターにFILTERを通した通常のシンセサイザーの簡単な音作りとなっています。

OP3のMODE: FILTERのパラメーターもCUTOFFが最大の+50.0semiとなっていて効果がありません。

このプログラムを元にユーザーがいろいろな操作をして音作りしてもらおうといった意図が伺えます。

このプログラムは実質OP3のWAVE: SAW(ノコギリ波)の波形をFILTER: LPF MS-20を介して音作りがされています。FILTERはEG2の時間的変化するように設定されています。

EG2の効果は、1秒かけてフィルターカットオフ周波数のレベルを減衰させて音を変化させています。

演奏表現としてVOICE ASSIGNでMONO LEGATOを選択し、LEGATOで弾くと音が途切れないように発音し、GLIDEによるピッチのなめらかに移行するように設定されています。

エフェクターはソロ仕様に作られた音なので、UNISON ENSEMBLEで音を厚くして、AUTOPAN DLYで音の存在感を惹き立て、REVERBで広がりのある空間の残響音を演出しています。

モジュレーション・ホイールにはFILTERのCUTOFFをマイナスとなるようにして、操作すると大人しい音に変化します。

241 Mod Saw Lead alg-01 param
241 Mod Saw Lead alg-01 param-etc

MODE、WAVE、OP LEVEL、FREQUENCY MODE

241 Mod Saw Lead mode1-fm
241 Mod Saw Lead mode2-filter

OP-EG

241 Mod Saw Lead op-eg alg-01
241 Mod Saw Lead op-eg

OP-PITCH、OP-P MOD、OP-L MOD、OP-KEY TRACK

OP-P MOD

241 Mod Saw Lead op-p-mod

OP3はピッチに対してLFO1で周期的変化して、その効果をアフター・タッチでコントロールするように設定されています。

FILTER

241 Mod Saw Lead filter

FILTER TYPEにLPF MS-20が使用されています。

カットオフ周波数はEG2の時間的変化をするように設定されています。

MOD(EG、LFO)

EG

241 Mod Saw Lead eg

EG2はSUSTAIN LEVELが66に設定され、持続音の後のRELEASE TIMEでの減衰時の効果があるように設定されています。

しかしEG2は使われていません。

LFO

241 Mod Saw Lead lfo

LFO1は、WAVEにTRIANGLEが使用され、KEY SYNCがCOMMON(最初のキーのみ位相がリセットされる)、TEMPO SYNCがOFF、SPEEDが6.30Hzに設定されています。

LFO1はOP-P MODでOP3のピッチに対して周期的変化して、その効果をアフター・タッチでコントロールするように設定されています。

LFO2は、WAVEにTRIANGLEが使用され、KEY SYNCがCOMMON(最初のキーのみ位相がリセットされる)、TEMPO SYNCがOFF、SPEEDが2.00Hzに設定されています。

LFO3はWAVEにSAMPLE&HOLDが使用され、KEY SYNCがCOMMON(最初のキーのみ位相がリセットされる)、TEMPO SYNCがOFF、SPEEDが24.00Hzに設定されています。

LFO3はV.PATCH1でOP1のWAVESHAPERのOSC MIXを変化するように設定されています。

EFFECT

241 Mod Saw Lead effect

FX1にUNISON ENSEMBLEを設定して、音に厚みを出しています。

FX2にAUTOPAN DELAYを設定して、ソロ・フレーズ利用時の広がりを演出しています。

FX3にREVERBを設定して、際立ちのある残響を演出しています。

VIRTUAL PATCH

241 Mod Saw Lead v-patch

バーチャル・パッチの設定は以下の通りです。

  1. V.PATCH1は、OP1のWAVESHAPERのOSC MIXの値をLFO3で変化するように設定されています。
  2. V.PATCH2は、フィルターのカットオフ周波数をモジュレーション・ホイールで変化するように設定されています。

MISC

INITプログラムからの変更点はありません。

VOICE

241 Mod Saw Lead voice

VOICE ASSIGNにMONO LEGATOが設定されていて、単音のみの発音で鍵盤を離さずに次の鍵盤を押すと、音を切らさないで発音されます。

GLIDE MODEがONとなっていて、ピッチの移行にかかる時間が0.013sに設定されています。

まとめ

今回は「KORG opsixのプリセット分析:241 Mod Saw Lead」と題して、プリセット・プログラム「241 Mod Saw Lead」のパラメーターを分析しました。

GLIDEモードも設定されていたり、演奏者がリアルタイムでコントロールする際にLEGATOが設定されていたりします。

そして、このプリセット・プログラムからパラメーターを操作していろいろな音作りができますね。

実験4で試したOP1のMODE: EFFECT: WAVESHAPERでTYPEを変更してみるとか、OP3のFILTERのCUTOFFをEG1で変化するように設定するとか...

いろいろ操作するのも楽しいですが、機能を知ったうえで操作したりエディットすると楽しさも増してきます。

この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。

次回は「KORG opsixのプリセット分析: 212 Laid Bass」と題して、プリセット・プログラム「212 Laid Bass」のパラメーターを分析します。

では。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザーopsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。

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