KORG opsixの機能: MODE: WAVE FOLDER: BIAS

みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。

今回は「KORG opsix: MODEの機能: WAVE FOLDER: BIAS」と題して、パラメーターの説明と実験をします。

MODE: WAVE FOLDER: BIAS

取扱説明書では、

入力信号にDCオフセットを与え、倍音を変化させます。

opsix 取扱説明書より

と書いてあります。

音と波形で確認してみましょう。

実験: MODE: WAVE FOLDER: BIAS

BIASパラメーターを変化させます。

設定値

測定方法

1. 上記「実験: OP-MODE: WAVE FOLDER: BIAS」の値を設定
2. MODE: WAVE FOLDERページでOSC MIXの値を設定

opsix	Knob	Full Name	設定値
MODE	A	Operator Mode	WAVE FLDR
GAIN	B	Gain	30％
OSC MIX	C	OSC Mix Level	30％
WAVE	D	Wave	SIN
BIAS	E	Bias	***

3. A3=220Hzを弾く

WAVE FOLDER: BIAS=0％

音データ

波形

周波数スペクトル

WAVE FOLDER: BIAS=25％

音データ

波形

周波数スペクトル

WAVE FOLDER: BIAS=50％

音データ

波形

WAVE FOLDER: BIAS=75％

音データ

波形

周波数スペクトル

WAVE FOLDER: BIAS=100％

音データ

波形

周波数スペクトル

WAVE FOLDER: BIAS=-25％

音データ

波形

周波数スペクトル

WAVE FOLDER: BIAS=-50％

音データ

波形

周波数スペクトル

WAVE FOLDER: BIAS=-75％

音データ

波形

周波数スペクトル

WAVE FOLDER: BIAS=-100％

音データ

波形

周波数スペクトル

WAVE FOLDER: BIAS=0％→+100％→0％→-100％→0％

最後にWAVE FOLDER: BIASの値を0→100→0→-100→0％と変化させて、音の変化を確認します。

音データ

実験: WAVE FOLDER: BIASをLFOで操作

BIASパラメーターをバーチャル・パッチを使用してLFOでコントロールします。

アルペジエーターで5回鳴らしています。

設定値

opsix、opsix native画面

測定方法

1. 上記「実験: WAVE FOLDER: BIASをLFOで操作」の値を設定
2. MODE: WAVE FOLDERページでOSC MIXの値を設定

opsix	Knob	Full Name	設定値
MODE	A	Operator Mode	WAVE FLDR
GAIN	B	Gain	30％
OSC MIX	C	OSC Mix Level	30％
WAVE	D	Wave	SIN
BIAS	E	Bias	0％

3. アルペジエーターをONにして、A3=220Hzを弾く

音データ

まとめ

今回は「KORG opsixの機能: MODE: WAVE FOLDER: BIAS」と題して、パラメーターの説明と実験をしました。

BIASは倍音も変化しますが、基音のレベルも変化します。

効果的に使いたいですね。

この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。

次回は「KORG opsixのプリセット分析: 334: [TMP] Wavefolder」と題して、MODE: WAVE FOLDERを使用したプリセット・プログラム「334: [TMP] Wavefolder」のパラメーターを分析します。

では。

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