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シンセサイザー microKORG XL+ Sound Editorで説明するにあたり

この記事は約5分で読めます。

みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。

今回は、これからシンセサイザーの仕組みを説明するにあたり、以下の決まり事を説明します。

初期化されたプログラムを利用することを基本とします

音色をシンプルにするため、初期化された音色から説明するようにします。

最近のシンセサイザーには初期化された音色が用意されています。

1から音作りをする上で、シンプルな音色の設定値で構成されていますので、音の変化がわかりやすくなります。

初期化された音色は「INITPROG」として名前が割り当てられます。

そこから、説明に必要な要素(パラメーター)のみを変化させて、音の変化を感じられるよう説明します。

また、[INITPROG]のデータ以外から確認する場合、そのプリセット音のPROGRAM名や各パラメーターを記述するようにします。

[INITPROG]の音(概要)

  • OSC1のSAW(ノコギリ波)をMIXERでLEVEL:127に設定
  • FILTER1は何も影響していない。
  • AMPはLEVEL:100に設定
  • 鍵盤を押したときに音が鳴り、鍵盤を離したときに音が止まる(AMP EGの設定)
  • その他の機能の影響もなし(LFO、その他のパラメーターの影響なし)

といった、SAW(ノコギリ波)が鳴るシンプルな設定になっています。

[INITPROG]からの変更点

  • ANALOG TUNINGを5→0
KAMIN
KAMIN

「ANALOG TUNING」は鍵盤を押すたびに

ピッチのずれを発生させる機能です。

影響が出ないように値を0にします。

測定や録音時の設定パラメーターについて

シンセサイザーの音作りのパラメーターの説明にあたり、オシロスコープや周波数スペクトルアナライザーによる測定、音の録音をして添付することにより、パラメーターの変化に関してわかりやすく説明していこうと思います。

そのため、測定・録音の際、初期化されたプログラム [INITPROG]の設定値を基本として、変化させたパラメーターをあらわして測定、録音しています。

また、単音で波形の測定を実施する場合、周波数スペクトルアナライザーで確認しやすいようにA=220Hzの音を出して測定しています。

測定環境における無音での周波数スペクトルの成分

microKORG XL+のOUTPUTからオーディオインターフェースを介してパソコン上のオシロスコープ、周波数スペクトラムアナライザーにて測定していますが、ノイズ成分があり、特に周波数スペクトラムアナライザーでは、無音状態でも以下のような周波数成分が発生している環境です。

ご了承ください。

無音状態での周波数スペクトル(ノイズ成分)

無音状態での周波数スペクトル

[INITPROG]のアルペジエーターの初期設定値

シンセサイザーの説明している中で、microKORG XL+のSound Editorで実験をしていますが、初期化されたプログラム [INITPROG]からパラメーターを設定して実験しています。
その際、アルペジエーターを使っていることがありますが、初期値からいくつかのパラメーターを変更して使っています。

まず、PROGRAM [INITPROG]のプログラム・エディット・ウィンドウを開きます。

アルペジエーターの初期設定値

左下の赤枠の部分がアルペジエーターのON/OFFボタン、アルペジエーター・エディット・ウィンドウの画面を開く「EDIT」ボタン、そして、どんなパラメーターを設定しているか「TYPE」パラメーターの表示画面があります。

アルペジエーター・セクション

また、アルペジエーターを動作させるうえで重要な「BPM(本体ではTEMPO)」パラメーターが画面の左、プログラム名の右側に表示されていて、値をドラッグすることで設定変更も可能です。

BPMパラメーター

ここで、アルペジエーターの「EDIT」ボタンをクリックすると、アルペジエーター・エディット・ウィンドウが開きます。

アルペジエーター・エディット・ウィンドウ
  • 「BPM」は4分音符で1分間に何回鳴らすかを値として設定します。
  • 「RESOLUTION」は1/16(16分音符1つ分)なので、BPMの1回に対して4つ鳴らします。
  • 「STEP EDIT」ですべてのステップがONなので、BPM(本体ではTEMPO)=60だと、1分間に240回鳴らすことになります。
  • GATE TIMEは80%
  • LATCH(音を鳴らし続ける機能)は[OFF]

実験では、初期値から以下の設定変更をしています。
「測定方法」に記述していないパラメーターは変更していません。

  • 適度な感覚で音を鳴らすため、「RESOLLUTIONの値の調節
    その際、BPMの設定とともに調整
  • 音の減衰のタイミングをみて、「GATE TIME」を調整
    Sound Editorはスペルミス?言語が違うのかな?
  • 音を鳴らし続けるために使用する場合、[LATCH]ボタンを[ON]
    [OFF]するタイミングでは、本体の[ARP ON]のスイッチを[OFF]にする
  • 2つのティンバーを使っている場合、「TIMBRE ASSIN」の値を[TIMBRE2]や[TIMBRE 1+2]に変更

まとめ

今回はパラメーターの説明をするにあたり、実験結果を掲載していますので、初期設定や環境による実験結果の影響について書きました。

以上を踏まえて読んでくださると幸いです。

さて、次回は「用語について」説明します。

では。

このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。

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