※このページではアフィリエイト広告を利用しています。

シンセサイザー デジタル化で追加された機能(10)KNOB

この記事は約6分で読めます。

みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。

「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(10)KNOB」について説明します。

このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。

KNOB

KNOBの本体図
「microKORG XL+ 取扱説明書」より図形を引用

本体に3つあるノブ(KNOB)は、あらかじめ設定されたパフォーマンス・エディット・パラメーター(「FILTER」、「AMP EG」、「EFFECT」、「ARP(アルペジエーター)」)と、PROGRAMとして割り当てたパラメーターを操作する「ASSIGN」を[KNOB FUNCTION SELECT] ダイヤルで選択して、各ノブでリアルタイムに音を変化させることができます。

パフォーマンス・エディット・パラメーター

[KNOB FUNCTION SELECT] ダイヤルで選択できるパラメーターは以下の通りです。
[ASSIGN]を選択することで、様々なパラメーターを割り当てることができます。

DIALKNOB1KNOB2KNOB3
ASSIGNASSIGN1ASSIGN2ASSIGN3
FILTERTYPECUTOFFRESONANCE
AMP EGATTACKDECAYRELEASE
EFFECTFX1 DRY/WETFX2 DRY/WETFX1 CONTROL1
ARPTYPELATCHGATE TIME

KNOB ASSIGN

KNOB ASSIGN

プログラム・エディット・ウィンドウの「KNOB ASSIGN」欄で設定します。

[INITPROG]の設定値

一番効果が出やすいフィルターの3つのパラメーターが[INITPROG]の設定値になっています。

  • KNOB1:Filter1 Cutoff
  • KNOB2:Filter1 Resonance
  • KNOB3:Filter1 EG1 Int

パラメーターの選択

KNOB ASSIGNの選択欄をクリックすることで、ノブで操作するパラメーターをプルダウン・メニューより選択できます。

そのパラメーターは非常に種類が多いので、以下に選択画面とパラメーター・リストを示します。

KNOB ASSIGNのパラメーター一覧

CATEGORYParameter Name
No Assign
OSCILLATORPortamento
OSC1 Control 1
OSC1 Control 2
OSC2 Semitone
OSC 2 Tune
OSC 1 Level
OSC 2 Level
Noise Level
FILTERFilter 1 Cutoff
Filter 1 Resonance
Filter 1 Balance
Filter 1 EG 1 Intensity
Filter 2 Cutoff
Filter 2 Resonance
Filter 2 EG 1 Intensity
AMPLevel
Panpot
Wave Shape Depth
EGAttack Time EG 1
Decay Time EG 1
Sustain Level EG 1
Release Time EG 1
Attack Time EG 2
Decay Time EG 2
Sustain Level EG 2
Release Time EG 2
LFOLFO 1 Frequency/Sync Note
LFO 2 Frequency/Sync Note
LFO 1 Sync Note
LFO 2 Sync Note
VIRTUAL PATCHVirtual Patch Intensity 1
Virtual Patch Intensity 2
Virtual Patch Intensity 3
Virtual Patch Intensity 4
Virtual Patch Intensity 5
Virtual Patch Intensity 6
EQHigh EQ Frequency
Low EQ Frequency
MASTER FXFX 1 Dry/Wet
FX 1 Control 1
FX 1 Control 2
FX 2 Dry/Wet
FX 2 Control 1
FX 2 Control 2
ARPEGGIATORArpeggiator Gate Time
Arpeggiator Octave Range
Arpeggiator Swing
VOCODERVocoder Timbre 1 Level
Vocoder Timbre 2 Level
Vocoder HPF Level
Vocoder Fc Offset
Vocoder Resonance
Vocoder E.F.Sens
Vocoder Fc Modulation Intensity
Vocoder Direct Level
Vocoder Level
引用「microKORG XL+ 取扱説明書」より

Sound Editorでの選択画面

種類が多いのでカテゴリー分けされています。

Sound Editorでの選択画面:OSCILLATOR
Sound Editorでの選択画面:FILTER
Sound Editorでの選択画面:AMP
Sound Editorでの選択画面:EG
Sound Editorでの選択画面:LFO(BPM:OFF)
Sound Editorでの選択画面:LFO(BPM:ON)
Sound Editorでの選択画面:VIRTUAL PATCH
Sound Editorでの選択画面:EQ
Sound Editorでの選択画面:MASTER FX
Sound Editorでの選択画面:ARPEGGIATOR
Sound Editorでの選択画面:VOCODER

ノブの操作実験

では、PROGRAM [INITPROG]で適当に操作してみましょう。

測定方法

  1. PROGRAM [INITPROG]を選択
  2. 本体のKNOBの設定を[KNOB FUNCTION SELECT] ダイヤルで[ASSIGN]を選択
  3. アルペジエーターをON(「LATCH」をON)
  4. A=220Hzを弾く
  5. 適当にKNOBを回してみる

音データ

ゆっくりノブを回しています。
ライブ・パフォーマンスにはうってつけですね。

KAMIN
KAMIN

ライブ・パフォーマンスにもってこいでしょ。

まとめ

「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(10)KNOB」について説明しました。

microKORG XL+をライブで使ったり、録音時にリアルタイムで操作することで、様々な変化を生み出すことができます。

「DRIVE/WAVE SHAPE」のような一覧にはないパラメーターも「VIRTUAL PATCH」に割り当てることで、操作することができます。

また、本体のエフェクターのパラメーターも割り当てることができるのは、ハードウェア・シンセサイザーならではです。

みなさん、チャレンジしてみてください。

この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。

さて、次回はシンセ部の最後、「シンセサイザーの機能 イコライザー:EQ」について説明します。

では。

このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。

サウンドハウスからの購入はこちらから イケベ楽器店からのmicroKORG XL+の購入はこちら! ↓このブログは、「にほんブログ村」に参加しています↓
にほんブログ村 音楽ブログへ にほんブログ村 音楽ブログ DTM・MIDIへ にほんブログ村 音楽ブログ 楽器・音楽機材へ にほんブログ村 音楽ブログ 音楽情報へ PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました