みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は、シンセサイザーの「コントローラー」について説明します。
コントローラー
楽器として演奏するには、音の高さ(キー)と発音の情報を与えることで、音を鳴らします。
- 「音の高さ(キー)」を
- 「いつ」から「いつ」まで鳴らす。
といった情報をシンセサイザーに与える必要があります。
鍵盤だと、
- 「ド」の鍵盤を押したときに、「ド」を鳴らし、
- 鍵盤を離したときに音を止める。
といった情報を信号としてシンセサイザーに与えます。
アナログ・シンセサイザーは電気信号でしたが、デジタル・シンセサイザーではデジタルの信号を送ることになります。
このように演奏情報を送る装置を「コントローラー」といいます。
シンセサイザーが鍵盤楽器(キーボード)として世に広まったのは、鍵盤を弾くことが上記の「キー」と「発音」の情報を送る仕組み(スイッチ)として、一番わかりやすい、楽器として構築しやすい構成だったためです。
その他、演奏表現ができる仕組みとして、新たなコントローラーが生まれています。
代表的なものが、ピッチ・ベンダーとモジュレーション・ホイールです。
ここでは、microKORG XL+に搭載されているコントローラーについて説明します。
これは、形状は違っても各メーカーでほぼ共通しているシンセサイザーの基本的なコントローラーです。
キーボード
ピアノの鍵盤と一緒ですが、シンセサイザーとしては、音の高さ、発音の情報(音を出す[鍵盤を押す]、止める[鍵盤を離す])を送るコントローラーとして機能します。
ピッチ・ベンダー(ピッチを手動で上下させる)
奥や手前に動かすと、ピッチを手動で上下させることができます。
バネがついていて指を離すと元の中央の位置に戻り、音の高さも戻ります。
これでエレキ・ギターのチョーキングのように音をスムーズに上下させることができます。
microKORG XL+では、このコントローラーを[PITCH]ホイールと呼んでいます。
モジュレーション・ホイール(設定したパラメーターのレベルを手動で上げる)
設定したパラメーターのレベルを上下させることができます。
一番手前が0。奥に行くほどレベルが上がる仕組みです。
バネがついていないので、最後に戻すには手動で手前の位置に戻しておく必要がある。
microKORG XL+では、このコントローラーを[MOD]ホイールと呼んでいます。
まとめ
今回は、シンセサイザーの「コントローラー」について説明しました。
さて、ここまでで、シンセサイザーの基本構成を簡単に説明しました。
みなさんのお役に立てたなら幸いです。
これからは、microKORG XL+を使って、1つ1つのパラメーターを確認していきます。
では。
このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。
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