みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: P MOD: VELOCITY」と題して、パラメーターの説明と実験をします。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
P MOD: VEL(VELOCITY SENS)
ベロシティによるピッチへの変化の割合を設定します。
VELOCITY SENSの「SENS」は「SENSITIVITY(感度)」を略した言葉です。
P MOD: DEST(VELOCITY MOD. DEST.)
DESTはFINE、COURSEの選択があり、FINEで連続的にピッチを変化させるか、COURSEで階段状に変化させるかを選択します。
この設定は、FREQが[RATIO]の時のみ有効です。
VELOCITY MOD. DEST.の「MOD.」は「MODULATION(変調)」を略した言葉です。
「DEST.」は「DESTINATION(行き先、送り先)」を略した言葉です。
なので、ベロシティのFINE、COURSEの選択と思ってください。
FINEとCOURSEは、RATIOのパラメーターのFINE、COURSEです。
実験1: P MOD: VEL(VELOCITY SENS)、DEST: FINE
では、DESTを[FINE]に設定して、ベロシティによるピッチの変化を確認しましょう。
設定値
opsix nativeの画面
測定方法
- 上記の値を設定
- P MODページで以下の値を設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
EG1 | A | EG1 Int | 0.00semi |
LFO1 | B | LFO1 Int | 0.00semi |
VEL | C | Velocity Sens | 50% |
CTRL | D | EG1 Ctrl Src | OFF |
CTRL | E | LFO1 Ctrl Src | OFF |
DEST | F | Velocity Mod. Dest. | FINE |
- A3=220Hzを徐々に強く弾く
音データ
実験2:P MOD: VEL(VELOCITY SENS)、DEST: COARSE
今度は、DESTを[COURSE]に設定して、ベロシティによるピッチの変化を確認しましょう。
設定値
opsix nativeの画面
測定方法
- 上記の値を設定
- P MODページで以下の値を設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
EG1 | A | EG1 Int | 0.00semi |
LFO1 | B | LFO1 Int | 0.00semi |
VEL | C | Velocity Sens | 50% |
CTRL | D | EG1 Ctrl Src | OFF |
CTRL | E | LFO1 Ctrl Src | OFF |
DEST | F | Velocity Mod. Dest. | COARSE |
- A3=220Hzを徐々に強く弾く
音データ
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: P MOD: VELOCITY」と題して、パラメーターの説明と実験をしました。
VELの設定値は、実際に鍵盤を弾きながら調整していくことになります。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixの機能: LEVEL/EGページ・グループ」と題して、機能と実験方法について説明します。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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