みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: MODページ・グループ」と題して、その機能について説明します。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
MODページ・グループ
MODは「モジュレーター（Modulator）」の意味で、設定したパラメーターに影響を与える機能群としてエンベロープ・ジェネレーターとLFOのページになります。
ここで設定する値は、「時間的、周期的にどのように変化させるか」を設定します。
どのパラメーターに影響を与えるかは、P MODページやL MODページのパラメーターのようにあらかじめ用意されているパラメーターで実施するか、以下の機能をバーチャル・パッチでSRC（Source）として選択して、影響を与えるパラメーターをDEST（Destination）として選択、INT（Intensity）ノブで値を設定します。
エンベロープ・ジェネレーターとLFOの基本的な説明はこちらをご覧ください。
ページの切り替えは、PAGEボタンを押すか、[MOD]ボタンを押すことによってページが切り替わります。
各ページのパラメーターは6つのDATA ENTRY A～Fノブに割り当てられ、値を変更します。
MODページ・グループはEGが3系統、LFOが3系統、6つのページで構成されています。
MOD: EGページ
EGの基本機能はオペレーターの以下のページで説明しています。
EGは以下の3系統があります。
- EG1 PITCH
- EG2 FLTR（Filter）
- EG3
INITの初期設定値
| opsix | Knob | Full Name | Range | 初期設定値 |
| ATK | A | Attack Time | 0 [msec] ~90.000 [sec] | 0ms |
| DECAY | B | Decay Time | 0 [msec] ~90.000 [sec] | 1.000s |
| REL | C | Release Time | 0 [msec] ~90.000 [sec] | 100ms |
| — | D | — | — | — |
| SUS | E | Sustain Level | 0~100 | 0 |
| CURVE | F | Curve | 0(LIN), 1~9, 10(EXP) | LIN |
MOD: EG1 PITCH ページ
1番目のエンベロープ・ジェネレーター、EG1です。
あらかじめ、PITCH側にパラメーターが用意されているので、「EG1 PITCH」と名前が付けられています。
バーチャル・パッチ機能により他のパラメーターに割り当てることもできます。
MOD: EG2 FLTR（EG2 FILTER） ページ
2番目のエンベロープ・ジェネレーター、EG2です。
あらかじめ、FILTER側にパラメーターが用意されているので、「EG2 FLTR（EG2 FILTER）」と名前が付けられています。
バーチャル・パッチ機能により他のパラメーターに割り当てることもできます。
MOD: EG3 ページ
3番目のエンベロープ・ジェネレーター、EG3です。
あらかじめ設定されているパラメーターがないので、バーチャル・パッチ機能で設定して使用します。
MOD: LFOページ
LFOは以下の3系統があります。
- LFO1 OP
- LFO2 FLTR（FILTER）
- LFO3
INITの初期設定値
| opsix | Knob | Full Name | Range | 初期設定値 |
| WAVE | A | Wave | *「LFO Wave List」 | TRI |
| SPEED | B | Speed | 0.01~100.00[Hz], 1/48~4/1 | LFO1: 6.00Hz LFO2: 2.00Hz LFO3: 2.00Hz |
| KSYNC | C | Key Sync | Off, Common, Voice | CMN |
| PHASE | D | Phase | Random, -180~+180 | 0deg |
| TEMPO | E | Tempo Sync | Off, On | Off |
| FADE | F | Fade | 0 [msec] ~ 5.000 [sec] | 0ms |
MOD: LFO1 OP ページ
1番目のLFO、LFO1です。
オペレーターにあらかじめ設定されているパラメーターが用意されているので、「LFO1 OP」と名前が付けられています。
バーチャル・パッチ機能により他のパラメーターに割り当てることもできます。
MOD: LFO2 FLTR（LFO2 FILTER） ページ
2番目のLFO、LFO2です。
あらかじめ、FILTER側にパラメーターが用意されているので、「LFO2 FLTR（LFO2 FILTER）」と名前が付けられています。
バーチャル・パッチ機能により他のパラメーターに割り当てることもできます。
MOD: LFO3 ページ
3番目のLFO、LFO3です。
あらかじめ設定されているパラメーターがないので、バーチャル・パッチ機能で設定して使用します。
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: MODページ・グループ」と題して、その機能について説明しました。
従来のアナログ・シンセサイザーから継承された、音の変化を担う機能が集まったページです。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
さて、次回は「KORG opsixの機能: MOD: EG: CURVE」と題して、パラメーターの説明と実験をします。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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