KORG opsixのエフェクター: EXCITER

みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。

今回は「KORG opsixのエフェクター: EXCITER」と題して、機能の説明と実験をします。

EFFECT: TYPE: EXCITER

opsixの取扱説明書では、以下のように書いてあります。

音にメリハリをもたせ輪郭を強調するエフェクトです。FREQで強調する周波数を、
BLENDで効果の深さをコントロールします。

opsix 取扱説明書 より

実験して確かめましょう。

パラメーターの説明

初期設定値

opsix	Knob	Full Name	Range	初期設定値
MIX	B	Dry:Wet Mix	0～100	100
FREQ	C	Emphasis Frequency	3000~24000 [Hz]	8000Hz
BLEND	E	Blend	-100～+100 [%]	+50％
—	F	—

opsix、opsix nativeの画面

実験: EFFECT: TYPE: EXCITER: BLEND

Blendパラメーターの値の変化により音がどのように変化するのか、確認します。

設定値

• 実験１：Blendの値を「0％、+50％、+75％、+100％、-50％、-75％、-100％」にして、波形を確認する。
• 実験2：Blendの値を変化させて、音の変化を確認する。

測定方法

1. エフェクターの測定時の初期データの設定（EGは1番の設定。アルペジエーターはON）
2. EFFECTページでFX1に下記の値に設定

opsix	Knob	Full Name	設定値
MIX	B	Dry:Wet Mix	100
FREQ	C	Emphasis Frequency	3000Hz
BLEND	E	Blend	0％ → +100％ → 0％ → -100％ → 0％
—	F	—

（実験1）

3. ENABLE（Dノブ）をON
4. Blendを以下の値に設定
   0％、+50％、+75％、+100％、-50％、-75％、-100％
5. A3=220Hzを弾く（4回鳴らす）

（実験2）

3. ENABLE（Dノブ）をON
4. A3=220Hzを弾く
5. Blendの値を「0％ → +100％ → 0％ → -100％ → 0％」とEノブで変化させる

音と波形データ

Blend=0％

Blend=+50％

Blend=+100％

Blend=-50％

Blend=-100％

Blendの値を「0％ → +100％ → 0％ → -100％ → 0％」と変化させた音

実験: EFFECT: TYPE: EXCITER: FREQUENCY

Frequencyパラメーターの値の変化により音がどのように変化するのか、確認します。

設定値

測定方法

1. エフェクターの測定時の初期データの設定（EGは1番の設定。アルペジエーターはON）
2. EFFECTページでFX1に下記の値に設定

opsix	Knob	Full Name	設定値
MIX	B	Dry:Wet Mix	100
FREQ	C	Emphasis Frequency	3000Hz→24000Hz
BLEND	E	Blend	+50％
—	F	—

3. ENABLE（Dノブ）をOFF
4. A3=220Hzを弾く
5. 3回目の音の前でENABLE（Dノブ）をON
6. FREQの値を3000Hz→24000Hzと変化させる

音データ

まとめ

今回は「KORG opsixのエフェクター: EXCITER」と題して、機能の説明と実験をしました。

FREQのポイントで音の質感が変わります。

各パラメーターをうまく調節して使うエフェクトです。

この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。

次回は「KORG opsixのエフェクター: ENHANCER」と題して、機能の説明と実験をします。

では。

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