みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <11>」と題して、「OSC1の波形とモジュレーションとコントローラーの関係(WAVE:NOISE、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC2:LPF/HPF)」について説明します。
このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。
WAVE:NOISE、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC2:LPF/HPF
取扱説明書では、
ローパス、ハイパス・フィルターのミックス・バランスを調節し、音色の明るさが変化します。
引用「microKORG XL+ 取扱説明書」より
と書いてあります。
パラメーターの説明
WAVE:NOISE、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL2:LPF/HPF
設定値:[LPF63…CNT…HPF63]
[INITPROG]の設定値:CNT
では、実験して確かめましょう。
実験(WAVE:NOISE、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL2:LPF/HPF)
実験1(OSC1 CONTROL1:RESONANCE:64、OSC1 CONTROL2:LPF/HPF:LPF63)
測定方法
- PROGRAM [INITPROG]を選択
- 「OSC1:WAVE」を[NOISE]に設定
- 「OSC1 MOD」を[WAVEFORM]に設定(変更なし)
- 「OSC1:CONTROL1:RESONANCE」を64に設定
- 「OSC1:CONTROL2:LPF/HPF」をLPF63に設定
- A=220Hzを弾く
音データ
「ゴー」となっていますね。
波形
周波数スペクトル
実験2(OSC1 CONTROL1:RESONANCE:64、OSC1 CONTROL2:LPF/HPF:CNT→LPF63)
では、「OSC1 CTRL2:LFP/HPF」の値を手動でCNT→LPF63に変化させて音を鳴らしてみます。
測定方法
- PROGRAM [INITPROG]を選択
- 「OSC1:WAVE」を[NOISE]に設定
- 「OSC1 MOD」を[WAVEFORM]に設定(変更なし)
- 「OSC1 CONTROL1:RESONANCE」を64に設定
- 「OSC1 CONTROL2:LPF/HPF」をCNTに設定
- A=220Hzを弾く
- 「OSC1 CONTROL2:LPF/HPF」を手動でCNT→LPF63に変化させる
音データ
後半になると「ゴー」となっていますね。
「OSC1:CONTROL1:RESONANCE」を変化させると、音が変わってきます。
実験3(OSC1 CONTROL1:RESONANCE:64、OSC1 CONTROL2:LPF/HPF:HPF63)
測定方法
- PROGRAM [INITPROG]を選択
- 「OSC1:WAVE」を[NOISE]に設定
- 「OSC1 MOD」を[WAVEFORM]に設定(変更なし)
- 「OSC1:CONTROL1:RESONANCE」を64に設定
- 「OSC1:CONTROL2:LPF/HPF」をHPF63に設定
- A=220Hzを弾く
音データ
波形
周波数スペクトル
HPFだから高域に成分があって、「OSC1:CONTROL1:RESONANCE」で基音当たりの周波数ポイントのレベルが持ち上がっていますね。
実験4(OSC1 CONTROL1:RESONANCE:64、OSC1 CONTROL2:LPF/HPF:CNT→HPF63)
では、「OSC1 CTRL2:LFP/HPF」の値を手動でCNT→HPF63に変化させて音を鳴らしてみます。
測定方法
- PROGRAM [INITPROG]を選択
- 「OSC1:WAVE」を[NOISE]に設定
- 「OSC1 MOD」を[WAVEFORM]に設定(変更なし)
- 「OSC1 CONTROL1:RESONANCE」を64に設定
- 「OSC1 CONTROL2:LPF/HPF」をCNTに設定
- A=220Hzを弾く
- 「OSC1 CONTROL2:LPF/HPF」を手動でCNT→HPF63に変化させる。
音データ
強風の時に窓を開け閉めしたような音...
に聞こえました。
まとめ
今回は「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <11>」と題して、「OSC1の波形とモジュレーションとコントローラーの関係(WAVE:NOISE、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC2:LPF/HPF)」について説明しました。
実験は、、、おいしいポイントを逃しちゃっている感じ(笑)
もうちょっとポイントを調節すればよかったかな。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
さて、次回は「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <12>」と題して、「PCM/DWGS波形によるコントローラーの機能」について説明します。
では。
このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。
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