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シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <11>

この記事は約5分で読めます。

みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。

今回は「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <11>」と題して、「OSC1の波形とモジュレーションとコントローラーの関係(WAVE:NOISE、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC2:LPF/HPF)」について説明します。

このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。

WAVE:NOISE、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC2:LPF/HPF

WAVE:NOISE、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC2:LPF/HPF

取扱説明書では、

ローパス、ハイパス・フィルターのミックス・バランスを調節し、音色の明るさが変化します。

引用「microKORG XL+ 取扱説明書」より

と書いてあります。

パラメーターの説明

WAVE:NOISE、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL2:LPF/HPF

設定値:[LPF63…CNT…HPF63]
[INITPROG]の設定値:CNT

では、実験して確かめましょう。

実験(WAVE:NOISE、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL2:LPF/HPF)

実験1(OSC1 CONTROL1:RESONANCE:64、OSC1 CONTROL2:LPF/HPF:LPF63)

実験1(OSC1 CONTROL1:RESONANCE:64、OSC1 CONTROL2:LPF/HPF:LPF63)

測定方法

  1. PROGRAM [INITPROG]を選択
  2. 「OSC1:WAVE」を[NOISE]に設定
  3. 「OSC1 MOD」を[WAVEFORM]に設定(変更なし)
  4. 「OSC1:CONTROL1:RESONANCE」を64に設定
  5. 「OSC1:CONTROL2:LPF/HPF」をLPF63に設定
  6. A=220Hzを弾く

音データ

KAMIN
KAMIN

「ゴー」となっていますね。

波形

実験1(OSC1 CONTROL1:RESONANCE:64、OSC1 CONTROL2:LPF/HPF:LPF63):波形

周波数スペクトル

実験1(OSC1 CONTROL1:RESONANCE:64、OSC1 CONTROL2:LPF/HPF:LPF63):周波数スペクトル

実験2(OSC1 CONTROL1:RESONANCE:64、OSC1 CONTROL2:LPF/HPF:CNT→LPF63)

実験2(OSC1 CONTROL1:RESONANCE:64、OSC1 CONTROL2:LPF/HPF:CNT→LPF63)

では、「OSC1 CTRL2:LFP/HPF」の値を手動でCNT→LPF63に変化させて音を鳴らしてみます。

測定方法

  1. PROGRAM [INITPROG]を選択
  2. 「OSC1:WAVE」を[NOISE]に設定
  3. 「OSC1 MOD」を[WAVEFORM]に設定(変更なし)
  4. 「OSC1 CONTROL1:RESONANCE」を64に設定
  5. 「OSC1 CONTROL2:LPF/HPF」をCNTに設定
  6. A=220Hzを弾く
  7. 「OSC1 CONTROL2:LPF/HPF」を手動でCNT→LPF63に変化させる

音データ

KAMIN
KAMIN

後半になると「ゴー」となっていますね。

「OSC1:CONTROL1:RESONANCE」を変化させると、音が変わってきます。

実験3(OSC1 CONTROL1:RESONANCE:64、OSC1 CONTROL2:LPF/HPF:HPF63)

実験3(OSC1 CONTROL1:RESONANCE:64、OSC1 CONTROL2:LPF/HPF:HPF63)

測定方法

  1. PROGRAM [INITPROG]を選択
  2. 「OSC1:WAVE」を[NOISE]に設定
  3. 「OSC1 MOD」を[WAVEFORM]に設定(変更なし)
  4. 「OSC1:CONTROL1:RESONANCE」を64に設定
  5. 「OSC1:CONTROL2:LPF/HPF」をHPF63に設定
  6. A=220Hzを弾く

音データ

波形

実験3(OSC1 CONTROL1:RESONANCE:64、OSC1 CONTROL2:LPF/HPF:HPF63):波形

周波数スペクトル

実験3(OSC1 CONTROL1:RESONANCE:64、OSC1 CONTROL2:LPF/HPF:HPF63):周波数スペクトル
KAMIN
KAMIN

HPFだから高域に成分があって、「OSC1:CONTROL1:RESONANCE」で基音当たりの周波数ポイントのレベルが持ち上がっていますね。

実験4(OSC1 CONTROL1:RESONANCE:64、OSC1 CONTROL2:LPF/HPF:CNT→HPF63)

実験4(OSC1 CONTROL1:RESONANCE:64、OSC1 CONTROL2:LPF/HPF:CNT→HPF63)

では、「OSC1 CTRL2:LFP/HPF」の値を手動でCNT→HPF63に変化させて音を鳴らしてみます。

測定方法

  1. PROGRAM [INITPROG]を選択
  2. 「OSC1:WAVE」を[NOISE]に設定
  3. 「OSC1 MOD」を[WAVEFORM]に設定(変更なし)
  4. 「OSC1 CONTROL1:RESONANCE」を64に設定
  5. 「OSC1 CONTROL2:LPF/HPF」をCNTに設定
  6. A=220Hzを弾く
  7. 「OSC1 CONTROL2:LPF/HPF」を手動でCNT→HPF63に変化させる。

音データ

KAMIN
KAMIN

強風の時に窓を開け閉めしたような音...

に聞こえました。

まとめ

今回は「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <11>」と題して、「OSC1の波形とモジュレーションとコントローラーの関係(WAVE:NOISE、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC2:LPF/HPF)」について説明しました。

実験は、、、おいしいポイントを逃しちゃっている感じ(笑)

もうちょっとポイントを調節すればよかったかな。

この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。

さて、次回は「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <12>」と題して、「PCM/DWGS波形によるコントローラーの機能」について説明します。

では。

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