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KAMINのFM音源への想い

KAMINのFM音源への想い
この記事は約11分で読めます。

みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。

今回は、「KAMINのFM音源への想い」として若い頃の回想を含めて書きます。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。

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最初のシンセサイザー購入は...

私が最初に購入したシンセサイザーがRolandのモジュラー・シンセサイザーのSYSTEM-100M。

単音しか出ないのに20万円ぐらいしました。

Roland CUBE-40のアンプとセットで購入。

高校1年生の時、1980年です。

エフェクターも付いていない...

高校時代はフォークソング愛好会に入会して、学校でも家でもアコースティックギターに明け暮れた毎日でしたので、シンセサイザーに時間を費やしている時間はそれほどなかった。

ギターは中学1年で購入したYAMAHAの2万円のギター(ハードケース込み)。

金銭感覚もなかったんだね...

しばらくして、ポリフォニック音源が欲しくなってKORG Δ(デルタ)を購入。

これもハードケース込みで16万円ぐらいしました。

これはシンセサイザーとして使うというよりはストリングスとオルガンのような使い方。

独学で少しバイエルで指使いを少ししたところで断念(笑)

大学時代にYAMAHA DX-7を購入

で、1983年のDX-7が発売された時にイベントがあって音を聞いたんだ。

その音がきれいで美しかったこと。

入学祝いやらバイト代やらで1984年に購入。

KAMIN
KAMIN

一浪してます。

でも、エディットはマニュアルを見てトライしたけれどよくわからなかった。

でもメモリーに入っているからそれだけでも助かりました。

ストリングスはKORG Δがあったし。

KAMIN
KAMIN

Roland SYSTEM-100Mは浪人時代にバンドを組むということで、エレクトリック・アコースティック・ギターが欲しくなって下取りに出しちゃったんだ。

大学の卒論時に就いたソフトウェア工学の先生がDX-7Ⅱを購入。

音響工学専攻した教授に習いたいと思っていましたが、新任のソフトウェア工学の先生が来て、生徒を募集していたんだ。

先生がDX-7Ⅱを購入しますって話になり、間髪入れずにYMO好きの友人とそちらへ(笑)

当時、COME ON MUSICがDX-7用のSound Editorを発売していて、それを真似たものをプログラミングして卒論にしちゃった(UIを改善したとか論じてます...)。

なので、その時にエディットすることは多少なりともしたんだ。

当時としてはわかりやすかった「FM理論と応用」とか「ヤマハDX7パーフェクト活用法」を読んでみたけれど、学術的に知っていれば目的の音が作れるわけじゃないってことはわかった(笑)

エディットしなくなったのは、音がメモリーできるようになっていたことと、音データが発売されていたこと。

そして就職して音楽に費やす時間が無くなっていってしまった...

なので、心残りがあることは確か。

シンセサイザー好き、多重録音好きはみんな持っていたYAMAHA DXシリーズ、SYシリーズ

友人の中には私と同じく多重録音していて、その人はSY-77を購入。

こちらはPCM音源も入っていたから多重録音にはうってつけのシンセサイザーだった。

バンドで知り合った友人のキーボードの人もDX-7を持っていた。

当時のサウンドを出すにはなくてはならないほど人気があったんだ。

アマチュア・バンドでシンセサイザーを使用するようになったのは、この時代からだったと思う。

DX-7発売前のシンセサイザーは同時発音数が6音ぐらい。

バッキングやストリングスぐらいならよかったけれど、1台でキーボードをするにはちょっと物足りない。

DX-7は同時発音数が32音になって、鍵盤がよくなったんだ。

オルガンやクラビネット風な音もあってベル音もある。

ベロシティも効くのでエレクトリック・ピアノの音も演奏できる。

演奏者にとって想像力を掻き立てる要素が格段に上がった。

ピアノが弾ける人も32音ポリフォニックになったDX-7ならいろんな演奏ができるようになるから1台あると便利だったんだ。

レンタル・スタジオで貸し出されていたDX-7

大学時代に浪人の時に組んだバンドのメンバーがまたバンドをしようとしたときに、スクエアをやろうということになって、私がリリコーンの音をDX-7でブレスコントローラーを使って演奏。

で、キーボード・レス(笑)

まぁ、お披露目はなかったんだけれどね。

その時は親父に車を出してもらって毎回レンタル・スタジオにDX-7を搬入していたんだっけ。

親父には感謝しかないね。

その後もキーボード担当のメンバーを入れてそのバンドで、レンタル・スタジオを借りて練習。

その時にはレンタル・スタジオでDX-7を借りることができたんだ。

ピアノとDX-7を借りてキーボードが入ったバンドが練習できる環境があったので、キーボーディストは搬入しなくて済むようになった。

キーボーディストは手ぶらで現地集合だよ(笑)

本体14.2kgでハード・ケース。

今のシンセサイザーは軽くてショルダーケースで背負って歩く人も良く見かけるけれど、当時のシンセサイザーは車がなければ搬入できない代物だったな。

2010年頃、ほとんどの所有機材を知人に譲る

1990年後半になって、知り合いのライブを観に行ってから、ライブに行くことの楽しさを味わうようになって、部屋のオブジェと化していたシンセサイザーやDTMの機材。

いろいろあって、ホームページ「音蔵」を開設し、ライブ記事を書くようになったりして、ライブを観に行くことに夢中になった。

週1回ペースでライブに行っては記事を書くことが楽しかった。

いろんな音楽活動をしている仲間とも繋がって、mixiでも繋がっている。

シンセサイザーを含めた機材は3畳分ぐらい占めていて、「このままこの機材を自分が使いこなすのは難しいな」ということで、「譲ります」とmixiで連絡。

機材のことを考えて、「使ってもらえるのが一番」と下取りに出すことは考えていなかったんだ。

使ってくれて機材が喜んでくれていることを祈りながら。

そのほとんどが知人に渡りました。

その時にいろんな話をしたなぁ。

自分がシンセサイザーに興味を持っていることもほとんど話していなかったし。

で、結局淋しくなる(笑)

手元に残したのはRoland JD-990。

これはね、増設ボードを入れることで当時のVINTAGE SYNTHの音がWAVEFORMとして聴けたんだ。

だから残した。

でも音源モジュールだし、単体で弾けるシンセサイザーが欲しくなった。

で、2015年にKORG microKORG XL+を購入。

小さいし、2kgの重さで軽くて押し入れに入る。

サウンド・エディターも付いていて、「昔を思い出してちょっと遊ぶには良いかな」といった動機でした。

ボコーダーも付いている。

購入して、付属のマイクを付けて「TOKIO」と遊びましたよ(笑)

そして、KORG opsix!

自分の体調不良のため、仕事を辞めた。

聴覚過敏...なかなか治らないと判断した。

アコースティックギターを弾いて歌ってみたが、耳から疲れちゃうんだ。

シンセサイザーは音を小さくすれば、結構遊べる。

それで、このブログを立ち上げてmicroKORG XL+の記事を書き始めた。

そんな中、2020年11月にKORGから発売されたFM音源として久しぶりのハードウェア・シンセサイザーのopsix。

FM音源では、microKORG XL+を購入する時にYAMAHAのReface DXが出た時もそそられたんだっけ。

スピーカーも付いていて、これだけで音が出せる。

楽器屋さんにいって操作してみて、「うーん」って唸っちゃったんだ。

なぜかというと、やはりエディットしにくいんだ。

操作性はよく考えられていたんだけれど、コンパクトに収めることを重視していたのであの形になったんだと思う。

Reface DXはポータブルでショルダーにしてソロをしたりすれば、ライブでは映えると思う。

昔、ジョー・ジャクソンがDX100でソロを弾いていたのはかっこよかった!!

「YAMAHAはワークステーション・シンセサイザーでFM音源をずっと発売し続けているしなぁ。エディットできるのかなぁ」、「マニュアルみてもわからんよ」とか、「FM音源のソフトウェア・シンセサイザーが結構出回っているしなぁ」と思っていたので、あまり興味がなかった。

そしてKORG opsixが発売されて、氏家克典さんのYouTube「music track」で演奏とエディットの操作性を観ていて「面白いなぁ」と興味は持っていたんだけれど、当時はシンセサイザーに時間を費やすなんて思っていなかったんだ。

でも、2022年、KORGのYouTubeで見た福田裕彦さんの動画が気になり、改めてKORGのサイトにアクセス。

既にVersion2.0が発売されていて、「オペレーター・モードにエフェクトを追加」とある。

そこにはKORG 01/Wに搭載されていた「WAVESHAPER」やmicroKORG XL+にあった「PUNCH」の項目がある。

要するに「KORGの技術が多様に盛り込まれたFMシンセサイザー」なんだ。

ちょっとマニュアルをダウンロードして斜め読み。

サイン波だけでなく波形もたくさん用意されているが、オペレーターごとにいろいろなパラメーターがある。

アナログ・シンセサイザー的にも使えるようになっていて、これは面白そう。

microKORG XL+にあったアルペジエーターやバーチャル・パッチ、進化したランダマイズ機能もハードウェア・シンセサイザーとしては珍しくあるし、新たにモーション・シーケンサーもある。

エフェクトは3系統。

microKORG XL+になかったリバーブがあるし、ロータリー・スピーカーやアーリー・リフレクションも付いてるね。

エフェクトのパラメーターも4つのみで好感を持てる。

(microKORG XL+のエフェクトのパラメーターはたくさんあって細かすぎた感じがしていた)

スペクトラム・アナライザーとオシロスコープの表示もある。

フルサイズの37鍵にして3kgでコンパクトにしたのは、低価格化して他社との差別化を図ったからかな?

NAMMショーで試作機を出したときは大きなサイズだったけれど、コンパクトに収めたサイズ。

「これじゃぁDX-7を使っていたエレピやクラビネットとかの演奏には向かないじゃん」、と。

FM音源の印象はDX-7が未だ語られてしまうから、それならYAMAHAをイメージする。

そのような方は既にシンセサイザーを持っていて、ピアノとか演奏ができるユーザー。

opsixの音が必要であれば、MIDIで繋いでコントロールすることからはじめることができるしね。

もっと違ったアプローチとしてメーカー側は考えたのかな。

多分、キーボードでの演奏だけでなく音をリアルタイムにコントロールするユーザー側にまず合わせたように感じます。

今までにないFM音源の可能性を感じるユーザー。

バージョン2.0ではopsixの鍵盤がAftertouch対応でないにもかかわらず、Aftertouch用にパラメーターの変更、プリセット音をブラッシュアップさせている。

やはりMIDI接続して演奏できるから、Aftertouch演奏時のコントロール系のパラメーターは必要だよね。

バージョン2.0のことはKORGさんはもっと宣伝した方が良いと思います。

そして、opsixのソフトウェア版の「opsix native」の存在も知る。

opsixではできないオペレーターごとの波形の変化も一目で見ることができる。

opsixと全く同じサウンドエンジンを搭載したプラグイン版ということで、「これならSound Editor替わりになるかも」とそそられてしまう。

操作性は本体とPC画面上で一長一短がある。

opsixが本体での操作にこだわったので、Sound Editorは発売しないであろうと推測。

(発売してほしいけれど。発売したとしても相当後になると思う)

使い分けて楽しめますね。

opsixとopsix nativeの両方を購入するのであれば、クロスグレードで安くなってお得感アリ。

ということで購入してしまいました。

さて、どこからしゃぶりつくそうか(笑)

乞うご期待!

まとめ

今回は、「KAMINのFM音源への想い」について書きました。

自分が今までシンセサイザーを使って、書いたような経歴を持っています。

キーボードを演奏できないにもかかわらず、シンセサイザー好きな私です。

この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。

これからもよろしくお願いします。

では。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザーopsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。

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