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KORG opsixのプリセット分析: 335 [TMP] Filter FM

335 [TMP] Filter FM
この記事は約6分で読めます。

みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。

今回は「KORG opsixのプリセット音のパラメーター分析: 335 [TMP] Filter FM」と題して、MODE: FILTER FMを使用したプリセット・プログラム「335 [TMP] Filter FM」のパラメーターを分析します。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。

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音の特徴

MODE: FILTER FMのサンプル・プログラムです。

LFOでMODE: FILTER FMのカットオフ周波数を操作しているので、周期的に音が変化しています。

また、レベル・スライダーやRATIOノブを動かすことでMODE: FILTER FMの効果がわかります。

KAMIN
KAMIN

ノブやスライダーを動かした実験を忘れました。

是非試してみてください。

KAMIN
KAMIN

MODE: FILTER FMの機能については以下のページから3ページで説明しています。

ご覧ください。

KORG opsixの機能: MODE: FILTER FM

実験

では、音で確認しましょう。

KAMIN
KAMIN

パラメーターの分析は下に書いています。

詳細はそちらをご覧ください。

実験1: 弾いてみる

A3=220Hzを4回、弾きます。

音データ

KAMIN
KAMIN

4回とも音の変化があるのは、LFO2: KEY SYNCをOFFにしているからです。

実験2: モジュレーション・ホイールを動かす

A3=220Hzを弾きながら、モジュレーション・ホイールを動かします。

音データ

KAMIN
KAMIN

モジュレーション・ホイールを動かすと、バーチャル・パッチ2で設定したLFO2のSPEEDが変化して、OP1のMODE: FILTER FMのカットオフ周波数の周期的変化するスピードが変わります。

パラメーター分析

INITプログラムからの変化を元に分析しています。

INITプログラムのパラメーターの設定については「シンセサイザー KORG opsixの機能: INIT(初期設定)プログラムの分析」をご確認ください。

確認したところ、テンプレートのプログラムなので複雑な設定はされていませんでした。

INITプログラムから以下のような設定がされていました。

  1. アルゴリズム33を使っているが、キャリアであるOP1のOP LEVELが100%で、あとは0%のため効果なし
  2. V.PATCH1は、OP1のフィルターのカットオフ周波数にLFO2からの効果を設定されています。
  3. V.PATCH2は、LFO2のSPEED(周期的変化のスピード)をモジュレーション・ホイールの操作で変化するように設定されています。
  4. V.PATCH3は、OP1のフィルターのカットオフ周波数にアフタータッチによる効果を設定されています。

では、各ページでのパラメーター設定を確認します。

アルゴリズム

alg-33

アルゴリズム33のオペレーターの構成は、キャリアが1つであとのオペレーターはモジュレーターです。

モジュレーターは直接接続、Y字接続を複数構成した組み合わせになっています。

335 filter fm algo-33-param
335 filter fm algo-33-param-etc

MODE、WAVE、OP LEVEL、FREQUENCY MODE

初期設定値ではキャリアのOP1のみOP LEVELが100%、モジュレーターであるOP2~OP6はOP LEVELが0で効果がありません。

RATIOはすべて周波数比が1.0000です。

モジュレーターはMODE: FMが設定されていて、直列接続、Y字接続の組み合わせです。

モジュレーターであるOP2~OP6のOP LEVEL(本体左側のスライダーで変更可能)の設定により、FM変調による変調する波形の変化がが加わって、FILTERのカットオフ周波数が複雑に変化する音が味わえる仕組みになっています。

335 filter fm mode13
335 filter fm mode46
335 filter fm mode

OP-EG

INITプログラムから変更はありませんでした。

335 filter fm op-eg-algo-33-1
335 filter fm op-eg

OP-PITCH、OP-P MOD、OP-KEY TRACK

INITプログラムから変更はありませんでした。

FILTER

335 filter fm filter

FILTERページのパラメーターはINITプログラムと同じ設定値でした。

FILTERはENABLE: ONですが、CUTOFF周波数が最大値であるため、フィルターの影響はないと考えます。

MOD(EG、LFO)

335 filter fm lfo

LFO2が使われていて、INITプログラムからはKEY SYNCがオフ、スピードが0.05Hzに変更されています。

効果の設定は、LFO2がOP1のフィルターのカットオフへの効果、また、モジュレーション・ホイールでスピードの変化がつくようにバーチャル・パッチに設定されています。

EFFECT

エフェクトは設定されていません。

VIRTUAL PATCH

335 filter fm v-patch

バーチャル・パッチの設定は以下の通りです。

  1. V.PATCH1は、OP1のフィルターのカットオフ周波数にLFO2からの効果を設定されています。
  2. V.PATCH2は、LFO2のSPEED(周期的変化のスピード)をモジュレーション・ホイールの操作で変化するように設定されています。
  3. V.PATCH3は、OP1のフィルターのカットオフ周波数にアフタータッチによる効果を設定されています。

MISC

INITプログラムから変更はありませんでした。

VOICE

INITプログラムから変更はありませんでした。

まとめ

今回は「KORG opsixのプリセット音のパラメーター分析: 335 [TMP] Filter FM」と題して、MODE: FILTER FMを使用したプリセット・プログラム「335 [TMP] Filter FM」のパラメーターを分析しました。

モジュレーション・ホイールを操作すると音の変化が起きてくる。

バーチャルパッチでオペレーターのパラメーターに変化をつける方法としてはわかりやすいパラメーター設定でした。

この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。

次回は「KORG opsixの機能: MODE: WAVE FOLDER」と題して、機能と実験方法について説明します。

では。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザーopsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。

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