みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixのエフェクター: DECIMATOR」と題して、機能の説明と実験をします。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
EFFECT: DECIMATOR
opsixの取扱説明書では、以下のように書いてあります。
デジタル機器のローファイ感をサウンドに与えます。FREQパラメーターでサンプ
opsix 取扱説明書 より
リング周波数を、BITパラメーターでデータのビット長を低下させ、それぞれ異な
る質感のローファイ効果が得られます。
実験してみましょう。
パラメーターの説明
初期設定値
opsix | Knob | Full Name | Range | 初期設定値 |
MIX | B | Dry:Wet Mix | 0~100 | 100 |
FREQ | C | Sampling Frequency | 1000~48000 [Hz] | 12000Hz |
BIT | E | Bit Resolution | 4.0~24.0 | 24.0 |
DAMP | F | High Damping | 0~100 [%] | 58% |
opsix、opsix nativeの画面
実験1: EFFECT: DECIMATOR:SAMPLING FREQUENCY
SAMPLING FREQUENCYパラメーターを変化させて、音の変化を確認します。
設定値
測定方法
①FREQを48000Hz→1000Hz→48000Hzに変化
②FREQを48000Hz。RESOを24.0→4.0に変化
- エフェクターの測定時の初期データの設定(EGは1番の設定。アルペジエーターはON)
- EFFECTページでFX1に下記の値に設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
MIX | B | Dry:Wet Mix | 100 |
FREQ | C | Sampling Frequency | 48000Hz → 1000Hz → 48000Hz |
BIT | E | Bit Resolution | 24.0 |
DAMP | F | High Damping | 0% |
- ENABLE(Dノブ)をOFF
- A3=220Hzを弾く
- 3回目の前にENABLE(Dノブ)をON
- Sampling Frequencyを48000Hz → 1000Hz → 48000Hzと変化させる
音データ
実験2: EFFECT: DECIMATOR:BIT RESOLUTION
今度はBIT RESOLUTIONパラメーターを変化させて、音の変化を確認します。
設定値
測定方法
- エフェクターの測定時の初期データの設定(アルペジエーターはON)
- EFFECTページでFX1に下記の値に設定
opsix | Knob | Full Name | 初期設定値 |
MIX | B | Dry:Wet Mix | 100 |
FREQ | C | Sampling Frequency | 48000Hz |
BIT | E | Bit Resolution | 24.0 → 4.0 |
DAMP | F | High Damping | 0% |
- ENABLE(Dノブ)をOFF
- A3=220Hzを弾く
- 3回目の前にENABLE(Dノブ)をON
- Bit Resolutionを24.0→4.0に変化させる
音データ
まとめ
今回は「KORG opsixのエフェクター: DECIMATOR」と題して、機能の説明と実験をしました。
この壊れていく感じは面白いエフェクターだよね。
リアルタイムでコントロールしたくなります。
opsixはバーチャル・パッチ機能でエフェクトのパラメーターもコントローラーで制御できますから、チャレンジしてください。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixのエフェクター: GRAIN SHIFTER」と題して、機能の説明と実験をします。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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