みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: FILTER MOD: KEY TRACK」と題して、フィルターのキー・トラックの設定による音の変化を確認します。
FLTR MOD: LFO2に関しては、「シンセサイザー KORG opsix: FILTER: TYPEによる音の変化の実験」で使用しましたので、割愛します。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
実験: FLTR MOD: LOW
まず、FLTR MOD: LOWパラメーターの値を変化させて、音の変化を確認します。
FLTR: CENTER=A4としているため、実験で弾いているキーはA3で1オクターブ低い位置になります。
設定値
opsix nativeの画面
測定方法
- 上記の値を設定
- FILTER、ページで以下の値を設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
TYPE | A | Filter Type | LPF12 |
CUTOFF | B | Cutoff | 800.0Hz |
EG2 | C | EG2 Int | 0.00 |
ENABLE | D | Enable | On |
RESO | E | Resonance | 50.00% |
DETUNE | F | CTRL | Off |
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
LOW | A | KeyTrk Low Slope | 0.00→inf.→0.00→-inf.→0.00 |
HIGH | B | KeyTrk High Slope | 0.00 |
LFO2 | C | LFO2 Int | 0.00 |
CENTER | D | KeyTrk Center Key | A4 |
CTRL | F | LFO2 Ctrl Src | Off |
- アルペジエーターをONにして、A3=220Hzを弾きながら、LOWの値を0.00→inf.→0.00→-inf.→0.00に変化させる
音データ
LOWの値を変化させると、CUTOFFの値が変化して音が変化します。
実験: FLTR MOD: HIGH
今度は、FLTR MOD: HIGHパラメーターの値を変化させて、音の変化を確認します。
FLTR: CENTER=A2としているため、実験で弾いているキーはA3で1オクターブ高い位置になります。
設定値
opsix nativeの画面
測定方法
- 上記の値を設定
- FILTER、ページで以下の値を設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
TYPE | A | Filter Type | LPF12 |
CUTOFF | B | Cutoff | 800.0Hz |
EG2 | C | EG2 Int | 0.00 |
ENABLE | D | Enable | On |
RESO | E | Resonance | 50.00% |
DETUNE | F | CTRL | Off |
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
LOW | A | KeyTrk Low Slope | 0.00 |
HIGH | B | KeyTrk High Slope | 0.00→inf.→0.00→-inf.→0.00 |
LFO2 | C | LFO2 Int | 0.00 |
CENTER | D | KeyTrk Center Key | A2 |
CTRL | F | LFO2 Ctrl Src | Off |
- アルペジエーターをONにして、A3=220Hzを弾きながら、HIGHの値を0.00→inf.→0.00→-inf.→0.00に変化させる
音データ
HIGHの値を変化させると、CUTOFFの値が変化して音が変化します。
LOWの実験とHIGHの実験、どちらも同じ音の変化となりました。
理由は弾く鍵盤の位置は変えずに、CENTERとの距離を同じにしてLOW、HIGHのパラメーターを変化させているためです。
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: FILTER MOD: KEY TRACK」と題して、フィルターのキー・トラックの設定による音の変化を確認しました。
実験方法がわかりにくかったかな?
KEY TRACKは鍵盤の位置で効果がなくなっては困る時に威力を発揮します。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixの機能: EFFECTページ・グループ」と題して、エフェクト機能の説明をします。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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