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KORG opsixの機能: MISC: PROG MISCページ

シンセサイザー opsixの機能: MISC: PROG MISCページ
この記事は約5分で読めます。

みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。

今回は「KORG opsixの機能: MISC: PROG MISCページ」と題して、機能説明と実験をします。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。

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MISC: PROG MISC: LEVEL(Program Level)

プログラム全体での音量を設定します。

プログラムを作成した後に、他の音との音量レベルの補正をするパラメーターです。

MISC: PROG MISC: ALG FB(Algorithm FB)

これはアルゴリズムに描かれたフィードバックの部分を設定します。

opsixは各オペレーターに自己フィードバックの機能があるので、同じかどうか確認しました。

実験の結果、「簡単な実験ですが、効果は同じだと思っていいのでは」と思いました。

となると、アルゴリズムの中に複数のオペレーターを介したフィードバックがあります。

これは1つのオペレーターでは実現できないので、このパラメーターで操作することになります。

実験1: MISC: PROG MISC: ALG FB(Algorithm FB)

では、ALG FBパラメーターを変化させてみます。

設定値

algorithm prog-misc01-algfb-alg
opsix prog-misc01-algfb-alg32
opsix prog-misc01-algfb1
prog-miscprog-misc01-algfb-n1
opsix native prog-misc01-algfb-alg32-n1

測定方法

  1. 上記の値を設定
  2. PROG MISCページで以下の値を設定
opsixKnobFull Name設定値
LEVELAProgram Level-6.0dB
ALG FBBAlgorithm FB0→100%
PHASECOSC PhaseSync
LOFIDLofiOff
  1. A3=220Hzを弾きながら、ALG FBの値を変化させる

音データ

実験2: MISC: PROG MISC: ALG FB(Algorithm FB)OP6: FM: FBで

比較として、オペレーター側のFBパラメーターを変化させてみます。

設定値

algorithm prog-misc02-fb-alg
opsix prog-misc02-fb
prog-misc01-algfb1-op6-nprog-misc01-algfb2-op6-n1

測定方法

  1. 上記の値を設定
  2. A3=220Hzを弾きながら、OP6: MODE: FBの値を0→100%に変化させて、音の変化を確認する。

音データ

KAMIN
KAMIN

実験1と2。パラメーターは違いますが、効果は同じですね。

アルゴリズムの4, 6, 34のような複数のオペレーターにかかるフィードバックはPROG MISC: ALGでしかできません。

MISC: PROG MISC: PHASE(OSC Phase)

鍵盤を押したときのオシレーターの位相の設定を選択します。

説明
SYNCオシレーターの位相を0にします
FREEオシレーターのすべてに同じランダムの値を設定します
RANDOMオシレーターごとに位相をランダムに設定します。
opsix 取扱説明書より引用

実験: MISC: PROG MISC: PHASE(OSC Phase)

では、OSC PHASEの値の違いで音がどのように変化するのか、実験します。

設定値

algorithm prog-misc03-ophase-alg
opsix prog-misc03-ophase
opsix prog-misc00-alg-03
opsix prog-misc00-mode-op4-6
opsix prog-misc00-op4lvl
opsix prog-misc00-op5lvl
opsix prog-misc00-op6lvl
opsix prog-misc03-arp
opsix prog-misc03-seq

opsix nativeの画面

opsix native prog-misc03-ophase-sync-n1
opsix native alg-03
prog-misc00-op4-6lvl-n1
prog-misc00-op4lvl-n1prog-misc00-op5lvl-n1prog-misc00-op6lvl-n1
prog-misc03-arp-nprog-misc03-arp-n1
opsix native prog-misc03-seq-n1

測定方法

  1. 上記の値を設定
  2. PROG MISCページで以下の値を設定
opsixKnobFull Name設定値
LEVELAProgram Level-6.0dB
ALG FBBAlgorithm FB0%
PHASECOSC PhaseSync → Free → Random
LOFIDLofiOff
  1. アルペジエーターをONにして、A3=220Hzを弾く

音データ

1. PHASE(OSC Phase): SYNC
2. PHASE(OSC Phase): FREE

音データ

3. PHASE(OSC Phase): RANDOM

音データ

4. PHASE(OSC Phase): SYNC→FREE→RANDOM

アルペジエーターで16回ずつ鳴らしてOSC PhaseをSYNC→FREE→RANDOMに変更しています。

音データ

KAMIN
KAMIN

結構変わりますよね。

OSC PHASEの値のみでこれだけ変わります。

単音で弾いていてわかるのですから、試してみると面白いですよ。

MISC: PROG MISC: LOFI(Lo-Fi)

機能をONにすると、少しノイズの混じった音になるとのこと。

KAMIN
KAMIN

LOFIパラメーターを使用しているプリセット音を確認したり、パラメーターを使って音の変化を試しましたが、顕著な効果が分かりませんでした。

まとめ

今回は「KORG opsixの機能: MISC: PROG MISCページ」と題して、機能説明と実験をしました。

OSC PHASEは、設定によって結構音が変わりました。

プログラムによって効果が違ってくるかもしれません。

この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。

次回は「KORG opsixの機能: MISC: USER ALGページ」と題して、機能の説明をします。

では。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザーopsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。

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