みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: MODE: FM: WAVE: SQUARE」と題して、WAVE: SQUAREの波形からMODE: FMのパラメーターによる音を変化を確認します。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
WAVE: SQR（SQUARE）
矩形波です。
「ポ～ッ」っていうシンセサイザーの代表的な電子音です。
Waveform Listの詳細に関しては、本ブログ内の「シンセサイザー KORG opsix: WAVEFORM LIST」か、KORG 公式サイトにてご確認ください。
実験: WAVE: SQR（SQUARE）
基本波形とMODE: FMのパラメーターである、FB（FEEDBACK）とWIDTHを変化させて音と波形と周波数スペクトルを確認します。
実験方法に関しては、「シンセサイザー KORG opsixの機能: MODE: FM」をご確認ください。
実験: WAVE: SQR（SQUARE）基本波形
基本の波形を聞いてみましょう。
音データ
矩形波だけれど、通常のシンセサイザーと比べて波形が傾いていますね。
他と比べて「ピー」音が強い気がします。
波形
周波数スペクトル
実験: MODE: FM: FB（FEEDBACK）
では、MODE: FMのFB（FEEDBACK）パラメーターを変化させていきます。
FB=30％
音データ
ノコギリ波っぽい音が含まれてきますね。
周波数スペクトルで見ると、倍音の近く成分が増えていますね。
波形
周波数スペクトル
FB=50％
音データ
「ピ」の成分があるノイズですね。
シューティング・ゲームのアタック音に使ってもいいよね。
アナログ・シンセサイザーだったらフィルター使ってレゾナンス上げたくなる（笑）
波形
周波数スペクトル
FB=78％
音データ
これに1オクターブ低い音を混ぜればダメダメ・ブザー音のような音（笑）
波形
周波数スペクトル
FB=80％
音データ
波形
この音はノイズ波形から作るのは面倒。
opsixの音、特徴があっていいです。
周波数スペクトル
FB=100％
音データ
ここまでくると効果音でいいんじゃないでしょうか。
100％にすると、なぜか基音がでてくる。
FM音源の不思議なところ。
波形
周波数スペクトル
FB=0→100％
最後にA3=220Hzを弾きながらFBの値を0→100％に変化させてみましょう。
値を1つだけ変えても違った音になる箇所があります。
思い描いたポイントを見つけられるといいですね。
実験: MODE: FM: WIDTH
今度は波形の幅を変化させる、WIDTHパラメーターを変化させてみましょう。
WIDTH=75％
音データ
「ブ～」といった音が強くなる。
使い勝手よさそう。
波形
周波数スペクトル
WIDTH=50％
音データ
「ビー」っていう感じが強くなってきました。
波形
周波数スペクトル
WIDTH=25％
音データ
波形
周波数スペクトル
WIDTH=1％
音データ
最初の「カツンッ」っていう音、なかなか出せないでしょ。
FM音源の音の立ち上がりの速さの特徴ですね。
波形
周波数スペクトル
WIDTH=OFF→1％
最後にA3=220Hzを弾きながらWIDTHの値をOFF→1％に変化させてみましょう。
音データ
強い音だなぁ。
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: MODE: FM: WAVE: SQUARE」と題して、WAVE: SQUAREの波形からMODE: FMのパラメーターによる音を変化を確認しました。
FBパラメーターの音の変化はどこをポイントにするかでいろんな音作りができる。
WIDTHパラメーターで変化した音は強さを残しながら変化していく。
個人的にはアタック音に混ぜて使うと面白いと思いました。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixの機能: MODE: FM: WAVE: SQUARE HD」と題して、WAVE: SQUARE HDの波形からMODE: FMのパラメーターによる音を変化を確認します。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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