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KORG opsixの機能: FMのキャリアとモジュレーターの関係(2)

シンセサイザー opsixの機能: FMのキャリアとモジュレーターの関係(2)
この記事は約5分で読めます。

みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。

今回は「KORG opsixの機能: FMのキャリアとモジュレーターの関係(2)」と題して、2つのオペレーターを使ってキャリアとモジュレーターによる音の変化について説明します。

KAMIN
KAMIN

前回の続きで、モジュレーターのRATIOを2.0000に設定します。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。

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RATIO: OP1(C): 1.0000、OP2(M): 2.0000での実験

今回は、キャリアOP1のRATIOが「1.0000」とそのままにして、モジュレーターOP2のRATIOを1オクターブ上の「2.0000」にして実験してみましょう。

設定値

2optest-r1r2 algorithm
KAMIN
KAMIN

オペレーターのRATIOは本体左側のRATIOノブで調整できます。

opsixの画面

opsix op1-r1
opsix op2-r2

opsix nativeの画面

opsix native 2op-c1m2-n1

実験1: OP1(C): OP LEVEL: 100%、OP2(M): OP LEVEL: 0%

まずは、OP2のOP LEVEL=0%の音です。

KAMIN
KAMIN

OP2のLEVELが0%のため、変調しません。

なので、前述の「実験(OP1(C): LEVEL: 100%、OP2(M): LEVEL: 0%)」と同じ結果となります。

設定値

2optest-r1r2-algorithm-0

音データ

波形

2op r1r1 c100-m0-oscilloscope

周波数スペクトル

2op r1r1 c100-m0-spectrum

実験2: OP1(C): OP LEVEL: 100%、OP2(M): OP LEVEL: 30%

では、OP2のOP LEVEL=30%の音を聞いてみましょう。

設定値

2optest-r1r2-algorithm-30

音データ

KAMIN
KAMIN

「ポ~」という音が鳴りだしました。

波形

2op r1r2 c100-m30-oscilloscope
KAMIN
KAMIN

矩形波に近くなってきました。

周波数スペクトル

2op r1r2 c100-m30-spectrum
KAMIN
KAMIN

奇数倍音が並び始めました。

矩形波の特徴です。

実験3: OP1(C): OP LEVEL: 100%、OP2(M): OP LEVEL: 50%

今度はOP2のOP LEVEL=50%の音を聞いてみましょう。

設定値

2optest-r1r2-algorithm-50

音データ

KAMIN
KAMIN

最初に「コツンッ」といった音の後に金管楽器を思わせる管の音のように感じます。

波形

2op r1r2 c100-m50-oscilloscope
KAMIN
KAMIN

波形もくねりだしました。

周波数スペクトル

2op r1r2 c100-m50-spectrum
KAMIN
KAMIN

OP1:OP2が「1:1」の時より、倍音の感覚は空いています。

奇数倍音は保持したまま、高域の倍音が増えています。

そしてFM音源の特徴、基音のレベルが下がってる。

だから、透き通った管のような音に聞こえるのかもしれませんね。

実験4: OP1(C): OP LEVEL: 100%、OP2(M): OP LEVEL: 70%

さて、次にOP2のOP LEVEL=70%の音です。

設定値

2optest-r1r2-algorithm-70

音データ

KAMIN
KAMIN

50%より「ミー」が強くなった印象。

波形

2op r1r2 c100-m70-oscilloscope
KAMIN
KAMIN

波形は折り返すようにくねってます。

周波数スペクトル

2op r1r2 c100-m70-spectrum
KAMIN
KAMIN

5kHz付近まで倍音が出てきました。

実験5: OP1(C): OP LEVEL: 100%、OP2(M): OP LEVEL: 100%

今度は最大のOP2のOP LEVEL=100%にしてみましょう。

設定値

2optest-r1r2-algorithm-100

音データ

KAMIN
KAMIN

70%の「ミー」が「ピー」といった音に変わりました。

波形

2op r1r2 c100-m100-oscilloscope
KAMIN
KAMIN

ここまでくると、「~波」なんて呼べなくなりますね。

周波数スペクトル

2op r1r2 c100-m100-spectrum
KAMIN
KAMIN

高次倍音がより増えていったのがわかります。

実験6: OP1(C): LEVEL: 100%、OP2(M): LEVEL: 0%→100%

最後に、連続的にOP LEVELを0→100%に変化させてみましょう。

音データ

KAMIN
KAMIN

OP1:OP2が1:2の時は、モジュレーター側のレベルを上げた時に

基音のレベルが下がるとそのままのようです。

硬質な音の特徴がありますよね。

まとめ

今回は「KORG opsixの機能: FMのキャリアとモジュレーターの関係(2)」と題して、2つのオペレーターを使ってキャリアとモジュレーターによる音の変化について説明しました。

モジュレーターの値を変えると、波形や倍音の構成が変化します。

この組み合わせとオペレーターのレベルでFM音源の音のキャラクターとしてイメージできれば、opsixでの音作りが楽しくなってくると思います。

この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。

次回は「KORG opsixの機能: FMのキャリアとモジュレーターの関係(3)」と題して、モジュレーターのRATIOの値を「5.0000」に変化させて実験します。

では。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザーopsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。

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