みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「microKORG XL+ Sound Editorを使う上でのPCとの接続と本体の設定」について、説明します。
Windows10環境下における説明となります。
MacOS等、他のPC環境下に関しては取扱説明書を参照ください。
microKORG XL+の取扱説明書とmicroKORG XL+ Sound Editorの取扱説明書を元に説明します。
microKORG XL+ Sound Editor側は図入りにしてわかりやすくしました。
本体とPCとの接続
- microKORG XL+本体の背面にあるUSB接続端子(タイプB)と、PCのUSB接続端子(タイプA)をUSB ケーブル(2.0)で接続します。
- microKORG XL+本体の電源をオンにします。
本体の設定
- [KNOB FUNCTION SELECT]ダイヤルで“FULL EDIT”を選択し、[1]ノブで“GLOBAL”のページを選択します。[2]ノブで“PROTECT”を選択し、[3]ノブで“OFF”に設定します。
- [1]ノブで“MIDI FLT”のページを選択して[2]ノブで“SYS EX”を選択し、[3]ノブで“ENABLE”に設定します。
この操作をした後は、変更しない限り、1回だけ実施すればOKです。
上記の設定によりmicroKORG XL+ Sound Editor側から本体の設定変更が可能になります。
あらかじめ、本体側の設定データをmicroKORG XL+ Sound Editor側にて保存しておくようにしてください。
microKORG XL+ Sound Editor の起動
- 「microKORG XL+」フォルダの中の「microKORG XL+ Sound Editor」を起動します。
Windowsの場合、ウィンドウズ メニューの[KORG]フォルダの中に[microKORG XL+ Sound Editor]ボタンがあります。
- Sound Editorを起動すると自動的に「ライブラリー・ウィンドウ」が開き、microKORG XL+からすべてのデータを受信します。
データの送受信中はmicroKORG XL+およびmicroKORG XL+ Sound Editor を操作しないでください。
プログラムのエディット
プログラムのエディットmicroKORG XL+ Sound Editor でプログラムをエディットしてみましょう。
このブログでは、1つ1つの音色のことを「プログラム」と呼びます。
簡単な操作方法を説明します。
「シンセ・エディット・ウィンドウ」を開く手順
今回は例として、プリセット音[A11 ANALOG]の「シンセ・エディット・ウィンドウ」を開くまでの手順を説明します。
- 「ライブラリー・ウィンドウ」より、開きたいプログラム [A11 ANALOG]を選択して、[EDIT]ボタンをクリックします。
- [A11 ANALOG]のプログラム・エディット・ウィンドウ画面が開きます。
この画面はプログラムの全体に関わる設定画面です。 - 「TIMBRE1」の[EDIT SYNTH]ボタンをクリックして、シンセ・エディット・ウィンドウを開きます。
この時点で本体側も選択したプログラム名が表示されます。
「TIMBRE2」は利用していないので「TIMBRE2」側の[EDIT SYNTH]ボタンを押しても開きません。
- [A11 ANALOG]の[TIMBRE1]のシンセ・エディット・ウィンドウが開きます。
ノブやボタンを操作して音色をエディットします。
エディットすると、その変化はmicroKORG XL+にリアルタイムに反映されますので、演奏するとその変化がわかります。
この時点ではmicroKORG XL+に書き込まれていないため、元のデータに影響はありません。
ライブラリー・データの保存と読み込み
エディットしたプログラムを保存するには、ライブラリ・データ・ファイルごとの保存とプログラム単位でのファイルへの保存があります。
ここでは、ライブラリー・データでの保存・読み込み方法を説明します。
最初はmicroKORG XL+本体と、Sound Editor側が同じプログラムで構成されているライブラリーでの管理方法がわかりやすいと思いますので、こちらを紹介します。
ライブラリー・データの保存
- メニュー [ファイル]-[保存]をクリックします。
これで、開いているライブラリー・データ・ファイルが上書き保存されます。
- 新規の場合、メニュー [ファイル]-[名前を付けて保存]をクリックします。
- 以下の画面で、保存先を指定してファイル名を入力して、[保存]ボタンをクリックします。
- これでライブラリー・データが保存されます。
ライブラリー・ウィンドウ画面の左上にはファイル名が表示されます。
ライブラリー・データの読み込み
- メニュー[ファイル]-[開く]をクリックします。
- 以下の画面にて、ライブラリー・データ・ファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックします。
- 新しいライブラリー・ウィンドウが開き、ライブラリー・データが読み込まれます。
- ライブラリー・ウィンドウ画面の左上にはファイル名が表示されます。
まとめ
今回は、
- 本体のPCとの接続とSound Editorの起動
- エディットの基本的な流れ
- データの保管方法
を説明しました。
プログラム(音色)の管理はライブラリ・データ・ファイルごとの管理とプログラム1つ1つでのファイル管理とがあります。
本体側でプログラムを管理するのではなく、Sound Edito側で管理して、必要に応じて本体に送信するほうがわかりやすいと思います。
みなさんのお役に立てたなら幸いです。
さて、次回は「シンセサイザー microKORG XL+ Sound Editorの画面構成」を説明します。
では。
このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。
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