こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は、このブログで扱う「用語」について説明します。
microKORG XL+ での用語について
各メーカーで同じ機能を違った名称を使うため、わかりにくいかもしれません。
このブログでは、KORG microKORG XL+の取扱説明書に書かれた用語を基本として説明していきます。
他のメーカー、機種をお使いの方はそれぞれの取扱説明書を参照してご確認ください。
よろしくお願いいたします。
セクションとパラメーター
上のイメージは、microKORG XL+ Sound Editorのシンセ部を設定・表示しているシンセ・エディット・ウィンドウの画面です。
microKORG XL+では、構成の説明の中で「セクション」、「パラメーター」という言葉が出てきます。
- パラメーター:音を変化させる1つ1つの要素のことを「パラメーター」といいます。
- セクション:音の要素のオシレーターやフィルター、アンプ等、機能として分けられたもの
セクションの中に多くのパラメーターがあるといった内容です。
例として、「オシレーターセクションのWAVEというパラメーター」といった表現です。
上のイメージは、microKORG Sound Editorのシンセ・エディット・ウィンドウの画面です。
赤枠で区切られた箇所が「セクション」で、その中の音に変化を与える一つ一つの要素が「パラメーター」です。
ティンバー(TIMBRE)
「ティンバー(TIMBRE)」ってあまり聞かないと思います。
取扱説明書には、以下のように書かれています。
ティンバー 1/2(TIMBRE 1/2)
「microKORG XL+ 取扱説明書」より
1つのティンバーは、オシレーター、フィルター、アンプ、EG、LFO、バーチャル・パッチ、イコライザーなどで構成されています。本機には 2 つのティンバーがあり、2 つのティンバーを組み合わせることによって、より厚みのあるプログラムを作ることができます。
上のイメージはmicroKORG XL+のシンセサイザーの構成図です。
2つのティンバー(TIMBRE)があります。
ティンバー1つに対して、「SYNTH(シンセ部)」がありますよね。
これが、先ほどの「セクションとパラメーター」のイメージ部分になります。
ディンバーが2つあるということは、
- 2つの音を作って同時に鳴らすことができる
ということです。
「ティンバー」で1つ1つ音作りをして、それを同じように鳴らすことができるわけです。
下のイメージが、1つの音色(プログラム)をあらわしたプログラム・エディット・ウィンドウの画面です。
中央に2つのティンバーがあります。
[EDIT SYNTH]ボタンをクリックすると、シンセ・エディット・ウィンドウの画面が表示されます。
先ほど説明した「セクションとパラメーター」にイメージがあります。
要するに2つのティンバーで違った音作りが可能で、音色(プログラム)として2つのティンバーの音を同時に鳴らす仕組みです。
よって、
- シンセサイザー2台分で、鍵盤を弾くと同時に2台分のシンセサイザーが音を鳴らす
構成になっています。
実はあるパラメーターの設定項目に[TIMBRE]があります。
これは、パラメーターの説明の中で書きます。
あいまいな表現
音色
この「音色」という言葉。
シンセサイザーを説明する上でいろいろな意味で使われてしまって、あいまいになってしまっています。
このブログでは、
- 音色:プログラム(シンセで呼び出した音)
とします。
よく使われるのが、
- 音色が変わった
- 2つの音色が...
- 音色の成分が...
とか。
このブログでは、
- 音が変わった
- 2つの音が...
- 音の成分が...
といった具合に、音の表現には「音色」という言葉を使わないようにします。
とはいっても、書いてしまっているかもしれません。
その時は、ごめんなさい。
まとめ
今回は、このブログで扱う「用語」について説明しました。
ブログを書き始めて、「シンセサイザーを知らない人がこのままではわかりにくいなぁ」と感じる言葉の表現があります。
わかりやすいように書きたいのですが、ついついみんなが知っているものとして書いてしまう。
気を付けながら書いていきます。
みなさんのお役に立てたなら幸いです。
さて、前置きが長くなってしまいました。
次回は「シンセサイザーの機能 オシレーター:OSCILLATOR」について説明します。
では。
このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。
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