みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は、microKORG XL+に搭載されている「エフェクター」について説明します。
このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。
シンセサイザーにおけるエフェクターについて
従来のアナログ・シンセサイザーはエフェクターを搭載したものはほとんどありませんでした。
デジタル化の少し前ぐらいからコーラスとかディレイが入ってきたんだ。
それが、今のシンセサイザーにはエフェクターが搭載されています。
これは従来のアナログ・シンセサイザーを使っていた人にとってはうらやましい限りです。
だって別に購入していたし、接続も大変。
それが本体に搭載されているなんて、楽しいよね。
microKORG XL+には、17種類のエフェクトが搭載されていて、2系統使えます。
そして、microKORG XL+にはノブでリアルタイムに操作したり、BPMに同期したり、搭載されているからこその機能があります。
ここでは、microKORG XL+のエフェクターについて説明します。
搭載しているメリット・デメリット
メリット
- 個別にエフェクターを用意する必要がない
別途購入するとなると、お金がかかる
接続不良などを気にする必要がない(ノイズが入る心配もない) - microKORG XL+はディレイ等の空間系などは、ステレオで処理されている
- 本体のBPMに合わせてエフェクト処理できる
- 本体のノブでリアルタイムに操作できる
デメリット
- microKORG XL+では、メーカーや機種により搭載しているリバーブがない
...メーカーで用意されたエフェクトだけしかない、、、けれど、こだわりがある人なら別途購入するよね。
自分としてはメリットはないかな。
「このメーカーの、このエフェクト音が欲しい」なら購入するし...
なくても十分楽しめますよ。
搭載のエフェクトだけでも音作りを楽しめるエフェクターがたくさんあります。
ワークステーション系のシンセサイザーではないので、そのまま録音するわけではないし。
リバーブでごまかされないし(笑)
でも、ステレオ入力/出力のあるリバーブはちょっと高価かな。
実験にあたり
エフェクターについて、どんな音に変化するのか、実験して録音した音を貼り付けています。
各パラメーターの詳細は取扱説明書よりご確認ください。
わかりやすいようにPROGRAM [INITPROG]から、エフェクトをオンにしたままの初期値の音となっています。
エフェクト・オフと比較する必要がある場合、最初にエフェクト・オフの音を入れています。
また、必要により録音データの波形トラックのイメージを貼り付けます。
測定方法
- PROGRAM [INITPROG]を音色として使用しています。
ティンバーは[SINGLE]、ノコギリ波でフィルターの効果はなし。
EGは鍵盤を押すとすぐレベル最大となり、鍵盤を離すと音を止める。
時間的変化がないシンプルな音です。 - エフェクターの初期値は変更しません。
必要時にエフェクトのON・OFF、ノブにアサインされたパラメーターを手動で動かして音の変化を確認します。 - 必要時にはアルペジエーターをONします。
BPMは44に統一して、[LATCH]をONにして鳴らし続けて、エフェクターをOFF→ONにしたり、ノブを使ってパラメーターをリアルタイムに操作したりしています。 - ノブによる手動操作時には、「KNOB ASSIGN1」に[FX1 DRY/WET]、「KNOB ASSIGN2」に[FX1 CTRL1]、「KNOB ASSIGN3」に[FX1 CTRL2]を割り当てています。
- 実験前に本体ノブ2, 3でコントロールアサインされたパラメーターが初期値となるようにノブの位置を調整しています。
- A=220Hzを弾きます。
- 上記を基本として、その都度「測定方法」として記載します。
まとめ
今回は、microKORG XL+に搭載されている「エフェクター」(概要)について説明しました。
みなさんがシンセサイザーに興味を持っていただけたら、幸いです。
さて、次回からmicroKORG XL+に搭載されているエフェクターを1つ1つ紹介していきます。
最初は、「シンセサイザー microKORG XL+のエフェクター STEREO COMPRESSOR」について説明します。
では。
このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。
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