みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: MODE: FILTER: TYPE」と題して、フィルターのタイプの説明と上記の設定を元にフィルターごとに音がどのように変化するのかについて実験します。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
MODE: FILTER: TYPE
フィルターのタイプには以下の12種類があります。
TYPE | 説明 |
LPF | カットオフ周波数よりも高域部分をカット |
HPF | カットオフ周波数よりも低域部分をカット |
BPF | カットオフ周波数の周辺だけを残してカット |
BRF | カットオフ周波数とその周囲だけをカット |
MG LPF12, MG LPF24 | MOOGのフィルターをシミュレーションしたLPF |
MG HPF12, MG HPF24 | MOOGのフィルターをシミュレーションしたHPF |
MG BPF6, MG BPF12 | MOOGのフィルターをシミュレーションしたBPF |
MS-20 LPF | KORG MS-20のフィルターをシミュレーションしたLPF |
MS-20 HPF | KORG MS-20のフィルターをシミュレーションしたHPF |
opsix NativeのFILTER TYPEの選択画面
実験: MODE: FILTER: TYPE
では、TYPEごとに音を確認します。
KAMIN
どのフィルターのTYPEもCUTOFF周波数を同じ設定にしています。
ご了承ください。
設定値
測定方法
- 上記「実験: MODE: FILTER」の値を設定
- MODE: FILTERページでTYPEの値を設定
opsix | Knob | Full Name | 初期設定値 |
MODE | A | Operator Mode | FLTR |
TYPE | B | Filter Type | LPF → |
OSC MIX | C | OSC Mix Level | 100% |
WAVE | D | Wave | SAW |
CUTOFF | E | Cutoff | +15.0semi |
RESO | F | Resonance | 0% |
- A3=220Hzを弾く
実験: FM: SAW(比較のため)
音データ
波形
周波数スペクトル
TYPE: LPF
音データ
波形
周波数スペクトル
TYPE: HPF
音データ
波形
周波数スペクトル
TYPE: BPF
音データ
波形
周波数スペクトル
TYPE: BRF
音データ
波形
周波数スペクトル
TYPE: MG LPF12
音データ
波形
周波数スペクトル
TYPE: MG LPF24
音データ
波形
周波数スペクトル
TYPE: MG HPF12
音データ
波形
周波数スペクトル
TYPE: MG HPF24
音データ
波形
周波数スペクトル
TYPE: MG BPF6
音データ
波形
周波数スペクトル
TYPE: MG BPF12
音データ
波形
周波数スペクトル
TYPE: MS-20 LPF
音データ
波形
周波数スペクトル
TYPE: MS-20 HPF
音データ
波形
周波数スペクトル
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: MODE: FILTER: TYPE」と題して、フィルターのタイプの説明と上記の設定を元にフィルターごとに音がどのように変化するのかについて実験しました。
同じ周波数ポイントでフィルターのタイプのみ変更してフィルターのキャラクターを音で感じてみました。
タイプによって随分違ったキャラクターの音になりましたね。
波形もそれぞれ特色があって、キャラクターの違いを目で確認できました。
また、周波数スペクトルでCUTOFFのポイントからどのくらい減衰させているかを目で確認できました。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixの機能: MODE: FILTER: CUTOFF」と題して、パラメーターの機能の説明と実験をします。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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