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KORG opsixのプリセット分析: 205 Glass Waves

この記事は約8分で読めます。

みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。

今回は「KORG opsixのプリセット分析: 205 Glass Waves」と題して、プリセット・プログラム「205 Glass Waves」のパラメーターを分析します。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。

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音の特徴

グラス・ハープのような感じですが、金管を通したような音がします。

エフェクトによって、スペーシーな残響効果が演出されています。

実験

では、音で確認しましょう。

KAMIN
KAMIN

パラメーターの分析は下に書いています。

詳細はそちらをご覧ください。

実験1: 弾いてみる

測定方法

シーケンサーをONにしてPLAYボタンを押します。

音データ

KAMIN
KAMIN

高音域の成分はOP1-OP2によるMODE: EFFECT: WAVESHAPERで作られています。

実験2: モジュレーション・ホイールを動かす

バーチャル・パッチでモジュレーション・ホイールを動かすことによってOP3のCOARSE RATIOを変化させるように設定されています。

これを試してみます。

測定方法

シーケンサーをONにしてPLAYボタンを押します。

モジュレーション・ホイールを0→最大→0にする。

音データ

KAMIN
KAMIN

この複雑な音の変化、面白いですね。

実験3: OP4を操作する

OP4のLEVELを100%に上げ、バーチャル・パッチでOP4のCOARSE RATIOをLFO3を設定して変化させてみましょう。

設定方法

OP4のLEVELを100%にします。

LFO3をWAVEにRANDOM: LEVEL、SPEEDを0.60Hzに設定する。

V.PATCH3にSOURCEをLFO3、DESTINATIONをOP4 COARSE RATIO、INTを20に設定

測定方法

シーケンサーをONにしてPLAYボタンを押します。

音データ

KAMIN
KAMIN

分析すると音の変化の要素がどこのパラメーターなのかがわかります。

そのパラメーターを調節することで違った味わいが出ますね。

パラメーター分析

INITプログラムからの変化を元に分析しています。

INITプログラムのパラメーターの設定については「シンセサイザー KORG opsixの機能: INIT(初期設定)プログラムの分析」をご確認ください。

alg-05

アルゴリズムには05番のアルゴリズムが設定されています。

3つのキャリア-モジュレーターの直列接続といった構成です。

OP1, OP2の直列接続はグラス・ハープの音を作っています。

モジュレーターOP2によるFM変調による音の変化は味付け程度。

キャリアであるOP1のMODE: EFFECT: WAVESHAPERでTYPE: 09:ATTACK UPを使用して音作りがされています。

OP1はOP: EGによる時間的変化以外にバーチャル・パッチでEG3によるOSC MIXに時間的変化させて、2段階の時間的変化を設定しています。

OP3, OP4の直列接続はグラス・ハープの幹となる音を作っています。

OP1, OP2の直列接続と同様にキャリアであるOP3のMODE: EFFECT: WAVESHAPERでTYPE: 30:TAKE2を使用して音作りがされています。

OP4はFEEDBACKにより倍音を多く含んだ波形にして出力しています。

OP5, OP6の直列接続は持続音の部分の音を作っています。

OP6はOP: EGでATTACK TIMEが1.480sと非常にゆっくりなので、MODE: EFFECT: PUNCHの効果はわかりませんでした。

OP5のMODE: FILTERでLPFを使用して、WAVE: SAW HDとフィルターによる音作りがされています。

音の厚みを加えるために、オペレーター全体にOP-PITCHにDETUNE、OP-P MODでLFO1、EG1による変化を付け加えて複雑な揺らぎを演出しています。

音の厚みを加えるもう一つの手段として、VOICE: UNISON VOICESを2にして厚みを加えています。

エフェクトは、CHORUS、AUTOPAN DELAY、REVERBでゆったりとした空間を演出しています。

演奏表現手段として、オペレーター全体にベロシティが設定されています。

そしてモジュレーション・ホイールを動かすことでOP3のRATIOが変化するように設定されています。

アフタータッチによりOP1のMODE: EFFECT: WAVESHAPERのOSC MIXが変化するように設定されています。

205 Glass Waves alg-05 param
205 Glass Waves alg-05 param etc

MODE、WAVE、OP LEVEL、FREQUENCY MODE

205 Glass Waves mode1-fm
205 Glass Waves mode2-filter
205 Glass Waves mode3-effect

OP-EG

205 Glass Waves op-eg alg-05
205 Glass Waves op-eg

グラス・ハープの音を作るため、ATTACKを遅めに設定して、ゆっくりと減衰していくエンベロープのパラメーターになっています。

OP-PITCH、OP-P MOD、OP-L MOD、OP-KEY TRACK

OP-PITCH

205 Glass Waves op-pitch

OP1~OP4はDETUNE(ピッチの小さなずれ)が設定されています。

OP-P MOD

205 Glass Waves op-p-mod

OP1, OP3, OP6はEG1で時間的変化をするように設定されています。

OP4, OP5はLFO1で周期的変化をするように設定されています。

OP-L MOD

205 Glass Waves op-l-mod

全オペレーターに鍵盤を弾く強さ(VELOCITY)による効果が設定されています。

OP1はLFO1で周期的変化をするように設定されています。

OP-KEY TRACK

205 Glass Waves op-key-track

OP3以外のオペレーターは基準キーをC2として、高いキーになるほどレベルがマイナスになるように設定されています。

FILTER

FILTERはLPF POLY6が使用されています。

205 Glass Waves filter

MOD(EG、LFO)

EG

205 Glass Waves eg

EG1はDECAY/RELEASE TIMEが非常に短く設定されていて、CURVEも8と急峻な減衰をするカーブに設定されています。

EG1はOP-P MODでOP1, OP3, OP6のピッチに対して時間的変化をするように設定されています。

EG2はDECAY TIMEが短く設定されていてCURVEが6。

EG2はパラメーターに影響を与えるように設定されていません。

EG3は長いATTACK/DECAY/RELEASE TIMEとSUSTAIN LEVELが51、CURVEが6。

EG3はOP1のMODE: EFFECT: WAVESHAPERのOSC MIXを時間的変化するように設定されています。

LFO

205 Glass Waves lfo

LFO1は、WAVEにTRIANGLEが使用され、KEY SYNCがOFF(位相がリセットされない)、TEMPO SYNCがOFF、SPEEDが0.35Hz、FADE(フェード・イン:効果が最大になるまでの時間)が0.960sに設定されています。

LFO1はOP-P MODでOP4, OP5のピッチに対して周期的変化をするように設定されています。

LFO1はOP-L MODでOP1のレベルに周期的変化をするように設定されています。

LFO2はWAVEにTRIANGLEが使用され、KEY SYNCがCOMMON(最初のキーのみ位相がリセットされる)、TEMPO SYNCがOFF、SPEEDが0.30Hzに設定されています。

LFO2、LFO3はパラメーターに影響を与えるように設定されていません。

EFFECT

205 Glass Waves effect

FX1はCHORUS、FX2はAUTOPAN DLY、FX3はREVERBが設定されています。

VIRTUAL PATCH

205 Glass Waves v-patch

バーチャル・パッチの設定は以下の通りです。

  1. V.PATCH1は、OP1のMODE: EFFECT: WAVESHAPERのOSC MIXをEG3で時間的変化するように設定されています。
  2. V.PATCH2は、OP3のCOARSE RATIOをモジュレーション・ホイールで変化するように設定されています。
  3. V.PATCH3は、OP1のMODE: EFFECT: WAVESHAPERのOSC MIXをアフター・タッチで変化するように設定されています。

MISC

205 Glass Waves prog-misc

LOFIがONに設定されています。

VOICE

205 Glass Waves voice

UNISON VOICESが2、UNISON DETUNEが10cents、UNISON SPREADが45%に設定されています。

まとめ

今回は「KORG opsixのプリセット分析: 205 Glass Waves」と題して、プリセット・プログラム「205 Glass Waves」のパラメーターを分析しました。

実験ではOP4を操作して音に変化を与えました。

WAVESHAPERのTYPEの変更するとかOP5のMODE: FILTERのCUTOFFを操作するとか、まだまだ遊べる要素があります。

是非チャレンジしてみてください。

この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。

次回は「KORG opsixのプリセット分析: 233 Spread Love」と題して、プリセット・プログラム「233 Spread Love」のパラメーターを分析します。

では。

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このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。

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