みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回からシンセサイザーの基本構成で説明したことを、今度はmicroKORG XL+の機能を元に紹介します。
microKORG XL+はPC上のSound Editorから音作りが可能です。
その画面を見ながら紹介します。
よろしくお願いいたします。
いろいろと実験して、波形や音データ等、参考になる情報を紹介します。
この章の紹介の順番
今回、アナログ・モデリング・シンセサイザーのmicroKORG XL+の機能からシンセサイザーの仕組みを以下の順番にて紹介します。
- ~1970年代従来のアナログ・シンセサイザーの機能
モノフォニック(単音)だったころの基本機能
複数のオシレーターによる音作り
- 1980年頃ポリフォニック化、ステレオ化
ユニゾン、パン
- 音の強弱
ベロシティ
- デジタル化
デジタル化で追加された機能(KORG独自の機能を含む)
エフェクター(シンセ部のEQ含む)
といった流れです。
これはKAMIN独特な順番になるかと思います。
microKORG XL+は、アナログ・モデリング・シンセサイザーですが、従来のアナログ・シンセサイザーの機能以外に時代の流れにより追加された機能、デジタル化されて追加された機能、KORG独特の機能と、さまざまな機能を持っています。
これらを各セクションごとに紹介すると、よくわからなくなります。
ここは時代の流れとともに確認するほうが、わかりやすいと思って、この順番にしました。
ご理解いただけますと幸いです。
前置きが長くなりました。
では、始まります。
microKORG XL+の構成
まず、microKORG XL+の構成を図示したものをご覧ください。
1つの音色の構成をあらわしたものです。
これを「プログラム(PROGRAM)」と呼びます。
黄色い背景の部分を「シンセサイザーの基本構成」で紹介しましたが、イコライザー(EQ)やエフェクター(MASTER FX)やアルペジエーターもあります。
そして、ステレオで出力できます。
Timbre(ティンバー)が2組あります。
これは2つの音を作って、一緒に鳴らせる構成です。
Sound Editor画面上で確認すると、以下のようになります。
「Synth」の中の構成は以下の通りです。
「シンセサイザーの基本構成」で紹介した部分は色がついている部分です。
※薄黒くしている部分はmicroKORG XL+に追加されている機能です。
Sound Editorの「シンセ・エディット・ウィンドウ」画面上で確認すると、以下のようになります。
※1つのティンバー内の「Synth」部分にあたります。
ざっくりですが、黄色の部分が従来のアナログ・シンセサイザーの基本構成から時代を経て追加された機能です。
音に変化を与える要素がたくさんあります。
では、従来のアナログ・シンセサイザーの基本構成だけ図示すると以下のようになります。
随分すっきりしました。
従来のアナログ・シンセサイザーは、これぐらいの機能だったわけです。
まずはここから理解をしていきましょう。
「シンセサイザーの基本構成」より
まとめ
今回はmicroKORG XL+を使ってシンセサイザーの機能を知る上で、その順番とmicroKORG XL+ Sound Editor画面を見ながら、シンセサイザーの構成をご紹介しました。
みなさんのお役に立てたなら幸いです。
さて、次回は「シンセサイザー microKORG XL+ Sound Editorで説明するにあたり」として、シンセサイザーの説明にあたり、さまざまな実験をしていて、その実施方法やその環境の問題点等について説明します。
では。
このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。
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