みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <4>」と題して、「OSC1の波形とモジュレーションとコントローラーの関係(WAVE:TRIANGLE、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC1:WAVEFORM)」について説明します。
このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。
- WAVE:TRIANGLE、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC1:WAVEFORM
- 実験(WAVE:TRIANGLE、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:WAVEFORM)
- まとめ
WAVE:TRIANGLE、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC1:WAVEFORM
取扱説明書では、
三角波は、ノコギリ波やパルス波に比べると倍音が少なく、ベースやパッドで丸い感じの音色に適しています。0 で純粋な三角波になり、127 で 1 オクターブと 5 度高い音程(3 倍音)の三角波になります。
引用「microKORG XL+ 取扱説明書」より
と書かれています。
では、実験して確かめましょう。
パラメーターの説明
WAVE:TRIANGLE、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:WAVEFORM
設定値:[000…127]
[INITPROG]の設定値:0
実験(WAVE:TRIANGLE、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:WAVEFORM)
実験1(WAVE:TRIANGLE、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:WAVEFORM:0)
まずは「OSC1 CTRL1:WAVEFORM」を0として、何も波形を変更していない三角波を鳴らしてみます。
測定方法
- PROGRAM [INITPROG]を選択
- 「OSC1:WAVE」を[TRIANGLE]に設定
- 「OSC1 MOD」を[WAVEFORM]に設定(変更なし)
- 「OSC1:CONTROL1:WAVEFORM」を0に設定
- A=220Hzを弾く
音データ
波形
周波数スペクトル
実験2(WAVE:TRIANGLE、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:WAVEFORM:64)
測定方法
- PROGRAM [INITPROG]を選択
- 「OSC1:WAVE」を[TRIANGLE]に設定
- 「OSC1 MOD」を[WAVEFORM]に設定(変更なし)
- 「OSC1:CONTROL1:WAVEFORM」を64に設定
- A=220Hzを弾く
音データ
ちょっと管を通った音に感じます。
波形
周波数スペクトル
実験3(WAVE:TRIANGLE、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:WAVEFORM:127)
測定方法
- PROGRAM [INITPROG]を選択
- 「OSC1:WAVE」を[TRIANGLE]に設定
- 「OSC1 MOD」を[WAVEFORM]に設定(変更なし)
- 「OSC1:CONTROL1:WAVEFORM」を127に設定
- A=220Hzを弾く
音データ
1オクターブ上がっちゃいました。
波形
周波数スペクトル
実験4(WAVE:TRIANGLE、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:WAVEFORM:0→127)
では、「OSC1 CTRL1:WAVEFORM」の値を手動で0→127に変化させて音を鳴らしてみます。
測定方法
- PROGRAM [INITPROG]を選択
- 「OSC1:WAVE」を[TRIANGLE]に設定
- 「OSC1 MOD」を[WAVEFORM]に設定(変更なし)
- 「OSC1:CONTROL1:WAVEFORM」を0に設定
- A=220Hzを弾く
- 「OSC1:CONTROL1:WAVEFORM」を手動で0→127に変化させる。
音データ
なめらかなに音の変化をするので、自分の好きなポイントが探しやすいと思います。
三角波は優しい音がするね。
まとめ
「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <4>」と題して、「OSC1の波形とモジュレーションとコントローラーの関係(WAVE:TRIANGLE、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC1:WAVEFORM)」について説明しました。
大人しい三角波も少し波形が変わると違った味わいになりました。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
さて、次回はWAVEFORMの続きで、サイン波編の「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <5>」と題して、「OSC1の波形とモジュレーションとコントローラーの関係(WAVE:SINE、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC1:WAVE SHAPE)」について説明します。
では。
このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。
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