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シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <8>

この記事は約4分で読めます。

みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。

今回は「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <8>」と題して、「OSC1の波形とモジュレーションとコントローラーの関係(WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC1:FORMANT WIDTH)」について説明します。

このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。

WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC1:FORMANT WIDTH

WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC1:FORMANT WIDTH

取扱説明書では、以下のように書かれています。

フォルマント特有の周波数成分を設定します。口の形(声の母音)を変化させたような音色の変化になります。

「microKORG XL+ 取扱説明書」より引用

パラメーターの説明

WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:FORMANT WIDTH

設定値:[000…127]
[INITPROG]の設定値:0

では、実験して確かめましょう。

KAMIN
KAMIN

「OSC1 CTRL1:FORMANT WIDTH:0」は上記で紹介した

FORMANT波のため、そちらをご確認ください。

実験1(WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:F.WIDTH:64)

実験1(WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:F.WIDTH:64)

測定方法

  1. PROGRAM [INITPROG]を選択
  2. 「OSC1:WAVE」を[FORMANT]に設定
  3. 「OSC1 MOD」を[WAVEFORM]に設定(変更なし)
  4. 「OSC1:CONTROL1:F.WIDTH(FORMANT WIDTH)」を64に設定
  5. A=220Hzを弾く

音データ

KAMIN
KAMIN

後ろに高いサイン波がのっかってきた感じ

波形

実験1(WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:F.WIDTH:64):波形

周波数スペクトル

実験1(WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:F.WIDTH:64):周波数スペクトル

実験2(WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:F.WIDTH:127)

実験2(WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:F.WIDTH:127)

測定方法

  1. PROGRAM [INITPROG]を選択
  2. 「OSC1:WAVE」を[FORMANT]に設定
  3. 「OSC1 MOD」を[WAVEFORM]に設定(変更なし)
  4. 「OSC1:CONTROL1:F.WIDTH(FORMANT WIDTH)」を127に設定
  5. A=220Hzを弾く

音データ

KAMIN
KAMIN

フォルマント音に感じなくなっちゃった(笑)

でもこれは強い音に感じます。

波形

実験2(WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:F.WIDTH:127):波形

周波数スペクトル

実験2(WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:F.WIDTH:127):周波数スペクトル

実験3(WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:F.WIDTH:0→127)

実験3(WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORM、OSC1 CTRL1:F.WIDTH:0→127)

では、「OSC1 CTRL1:FORMANT WIDTH」の値を手動で0→127に変化させて音を鳴らしてみます。

測定方法

  1. PROGRAM [INITPROG]を選択
  2. 「OSC1:WAVE」を[FORMANT]に設定
  3. 「OSC1 MOD」を[WAVEFORM]に設定(変更なし)
  4. 「OSC1:CONTROL1:F.WIDTH(FORMANT WIDTH)」を0に設定
  5. A=220Hzを弾く
  6. 「OSC1 CONTROL1:F.WIDTH(FORMANT WIDTH)」を手動で0→127に変化させる。

音データ

KAMIN
KAMIN

結構劇的に変化します。

自分のおいしいポジションを探ってください。

まとめ

今回は「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <8>」と題して、「OSC1の波形とモジュレーションとコントローラーの関係(WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC1:FORMANT WIDTH)」について説明しました。

元の波形に対して歪ませているのですが、波形を見るとどんどん高周波成分が増えていってますね。

最後は連続して変化させたらホーミーみたいになっちゃう(笑)

この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。

さて、次回は「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <9>」と題して、「OSC1の波形とモジュレーションとコントローラーの関係(WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC2:FORMANT SHIFT)」について説明します。

では。

このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。

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