みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: MODE: FM: WAVE: SINE 12BIT」と題して、WAVE: SINE 12BITの波形からMODE: FMのパラメーターによる音を変化を確認します。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
WAVE: SIN 12BIT(SINE 12BIT)
取扱説明書では、「古いデジタル・シンセサイザーで使われていたような、解像度の粗い正弦波を生成します。」と書いてありますが、基本波形ではWAVE: SIN(SINE)と音を聞いてもわからないぐらいです。
Waveform Listに関しては、KORG 公式サイトにて確認するか、このブログ内の「シンセサイザー KORG opsix: WAVEFORM LIST」をご確認ください。
実験: WAVE: SIN 12BIT(SINE 12BIT)
基本波形とMODE: FMのパラメーターである、FB(FEEDBACK)とWIDTHを変化させて音と波形と周波数スペクトルを確認します。
実験方法に関しては、「シンセサイザー KORG opsixの機能: MODE: FM」をご確認ください。
実験: WAVE: SIN 12BIT(SINE 12BIT)基本波形
基本の波形を聞いてみましょう。
音データ
サイン波と比べて、よく聞くとちょっとざらつきがあるかもといった程度
波形ではよくわからない(笑)
周波数成分を見ると高域の成分がわずかに上がっています。
波形
周波数スペクトル
実験: MODE: FM: FB(FEEDBACK)
では、MODE: FMのFB(FEEDBACK)パラメーターを変化させていきます。
FB=30%
音データ
波形
周波数スペクトル
FB=50%
音データ
波形
周波数スペクトル
FB=65%
音データ
この値が波形が崩れる直前でした。
このぐらいの値になると、サイン波と違った波形になってきますね。
波形
周波数スペクトル
FB=68%
音データ
サイン波では、FB=68%で波形が崩れる直前でしたが、Sine 12bitではノイズ成分が含まれてきます。
波形
周波数スペクトル
FB=80%
音データ
波形
周波数スペクトル
FB=100%
音データ
波形
周波数スペクトル
FB=0→100%
FBの値による音の変化を確認しましたので、A3=220Hzを弾きながらFBの値を0→100%に変化させてみましょう。
音データ
実験: MODE: FM: WIDTH
今度は波形の幅を変化させる、WIDTHパラメーターを変化させてみましょう。
WIDTH=75%
音データ
波形
周波数スペクトル
WIDTH=50%
音データ
波形
周波数スペクトル
WIDTH=25%
音データ
波形
周波数スペクトル
WIDTH=1%
音データ
FBと比較して、ここまで聞いてもサイン波と大きな変化は感じられませんね。
波形
周波数スペクトル
WIDTH=OFF→1%
最後にA3=220Hzを弾きながらWIDTHの値をOFF→1%に変化させてみましょう。
音データ
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: MODE: FM: WAVE: SINE 12BIT」と題して、WAVE: SINE 12BITの波形からMODE: FMのパラメーターによる音を変化を確認しました。
基本波形を聞くとサイン波と聴感上わからないぐらいでしたが、FBの値を変化させると違ってきますね。
WIDTHだと変化の差があまりわからない。
複数のパラメーターを組み合わせることで音の変化も変わってくると思います。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixの機能: MODE: FM: WAVE: SINE 8BIT」と題して、WAVE: SINE 8BITの波形からMODE: FMのパラメーターによる音を変化を確認します。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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