みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: MODE: FM: WAVE: SAW HD」と題して、WAVE: SAW HDの波形からMODE: FMのパラメーターによる音を変化を確認します。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
WAVE: SAW HD
取扱説明書では、「CPUパワーを多く使って、通常のSawよりも高域の倍音を豊かに含んだノコギリ波を生成します。」と書いてあります。
どのくらい音が違うのか、確認していきましょう。
Waveform Listの詳細に関しては、本ブログ内の「シンセサイザー KORG opsix: WAVEFORM LIST」か、KORG 公式サイトにてご確認ください。
実験: WAVE: SAW HD
基本波形とMODE: FMのパラメーターである、FB(FEEDBACK)とWIDTHを変化させて音と波形と周波数スペクトルを確認します。
実験方法の詳細に関しては、「シンセサイザー KORG opsixの機能: MODE: FM」をご確認ください。
実験: WAVE: SAW HD 基本波形
基本の波形を聞いてみましょう。
音データ
ノコギリ波に比べて「ビーッ」っていう音が多いですね。
なぜ波形が逆向きになるのかわかりません(笑)
周波数スペクトルで確認すると、20kHzあたりの成分がある。
ここまでの倍音を含めるためにCPUパワーが必要なのかな?
波形
周波数スペクトル
実験: MODE: FM: FB(FEEDBACK)
では、MODE: FMのFB(FEEDBACK)パラメーターを変化させていきます。
FB=20%
音データ
FB=20%ですが、すでにノイズ成分があらわれます。
波形
周波数スペクトル
FB=30%
音データ
波形
周波数スペクトル
FB=50%
音データ
波形
周波数スペクトル
FB=80%
音データ
ホワイトノイズに若干の基音が鳴っている感じ。
波形
周波数スペクトル
FB=100%
音データ
ホワイトノイズといっていいんじゃないですかね。
波形
周波数スペクトル
FB=0→100%
最後にA3=220Hzを弾きながらFBの値を0→100%に変化させてみましょう。
これは過激だね。
最後はホワイト・ノイズになってしまうのだから、このパラメーターだけでも面白い使い方ができそう。
実験: MODE: FM: WIDTH
今度は波形の幅を変化させる、WIDTHパラメーターを変化させてみましょう。
WIDTH=75%
音データ
ノコギリ波よりくっきりした音。
波形
周波数スペクトル
WIDTH=50%
音データ
基音の成分が少なくなっていきます。
波形
周波数スペクトル
WIDTH=25%
音データ
アナログ・シンセサイザーでフィルターかけてこんな感じの音を作ること、あったよね。
使えそう。
波形
周波数スペクトル
WIDTH=1%
音データ
奥に強い「ビー」音がいる。
アタック音に含ませても面白いと思います。
波形
周波数スペクトル
WIDTH=OFF→1%
最後にA3=220Hzを弾きながらWIDTHの値をOFF→1%に変化させてみましょう。
音データ
最後まで強さが残る音です。
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: MODE: FM: WAVE: SAW HD」と題して、WAVE: SAW HDの波形からMODE: FMのパラメーターによる音を変化を確認しました。
うーん、強い音です。
FBでも過激な音の変化が生まれる。
通常のWAVE: SAWで作成したPROGRAMをWAVE: SAW HDに変えたら違った味わいの音になりそうです。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixの機能: MODE: FM: WAVE: SQUARE」と題して、WAVE: SQUAREの波形からMODE: FMのパラメーターによる音を変化を確認します。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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