みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <7>」と題して、「OSC1の波形とモジュレーションとコントローラーの関係(WAVE:SAW/PULSE/TRIANGLE/SINE、OSC1 MOD:CROSS、C2:LFO1 MOD)」について説明します。
このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。
WAVE:SAW/PULSE/TRIANGLE/SINE、OSC1 MOD:CROSS、C2:LFO1 MOD
ここからは「OSC1 MOD」が[CROSS]の場合の「OSC1 CONTROL2:LFO1 MOD」の効果を確認しましょう。
実験1(WAVE:SAW、OSC1 MOD:CROSS、C2:LFO1 MOD:0→127)
測定方法
- PROGRAM [INITPROG]を選択
- 「OSC1:WAVE」を[SAW]に設定
- 「OSC1 MOD」を[CROSS]に設定
- 「OSC1 CONTROL2:LFO1 MOD」を0に設定
- 「LFO1:FREQ」を1.50Hzに設定
- A=220Hzを弾く
- 「OSC1 CONTROL2:LFO1 MOD」を手動で0→127に変化させる。
音データ
後半になるにつれて「ビシャーッ」って鳴きますね。
実験2(WAVE:PULSE、OSC1 MOD:CROSS、C2:LFO1 MOD:0→127)
測定方法
- PROGRAM [INITPROG]を選択
- 「OSC1:WAVE」を[PULSE]に設定
- 「OSC1 MOD」を[CROSS]に設定
- 「OSC1 CONTROL2:LFO1 MOD」を0に設定
- 「LFO1:FREQ」を1.50Hzに設定
- A=220Hzを弾く
- 「OSC1 CONTROL2:LFO1 MOD」を手動で0→127に変化させる。
音データ
やはりパルス波はえぐい(笑)
実験3(WAVE:TRIANGLE、OSC1 MOD:CROSS、C2:LFO1 MOD:0→127)
測定方法
- PROGRAM [INITPROG]を選択
- 「OSC1:WAVE」を[TRIANGLE]に設定
- 「OSC1 MOD」を[CROSS]に設定
- 「OSC1 CONTROL2:LFO1 MOD」を0に設定
- 「LFO1:FREQ」を1.50Hzに設定
- A=220Hzを弾く
- 「OSC1 CONTROL2:LFO1 MOD」を手動で0→127に変化させる。
音データ
ちょっと三角波を見直しました(笑)
結構えぐくなるじゃん。ねぇ。
実験4(WAVE:SINE、OSC1 MOD:CROSS、C2:LFO1 MOD:0→127)
測定方法
- PROGRAM [INITPROG]を選択
- 「OSC1:WAVE」を[SINE]に設定
- 「OSC1 MOD」を[CROSS]に設定
- 「OSC1 CONTROL2:LFO1 MOD」を0に設定
- 「LFO1:FREQ」を1.50Hzに設定
- A=220Hzを弾く
- 「OSC1 CONTROL2:LFO1 MOD」を手動で0→127に変化させる。
音データ
サイン波は素直なだけに、怒らせると恐い(笑)
まとめ
今回は「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <7>」と題して、「OSC1の波形とモジュレーションとコントローラーの関係(WAVE:SAW/PULSE/TRIANGLE/SINE、OSC1 MOD:CROSS、C2:LFO1 MOD)」について説明しました。
LFO1で波形を変化させていることがわかりましたでしょうか。
「OSC MOD:WAVEFORM」との違いは、OSC1の波形に変化が生じて、OSC2とのクロス・モジュレーションによって影響が出て、「ぐわんっ」といった複雑な音に変化するところ。
「LFO1:FREQ(LFOの周波数)」をもうちょっと遅くするか、早くするかで印象が変わってきます。
「波形を歪ませる」のは、デジタル・シンセサイザーになって機能が豊富になりました。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
さて、次回は「シンセサイザー デジタル化で追加された機能(1)OSC <8>」と題して、「OSC1の波形とモジュレーションとコントローラーの関係(WAVE:FORMANT、OSC1 MOD:WAVEFORMでのC1:FORMANT WIDTH)」について説明します。
では。
このブログでは、KORG microKorg XL+のSound Editor画面を使って説明しています。
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