みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixのエフェクター: MASTER LIMITER」と題して、機能の説明と実験をします。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
EFFECT: TYPE: MASTER LIMITER
opsixの取扱説明書では、以下のように書いてあります。
入力した信号の音量変化を均一化するエフェクトです。設定したレベル以上の音
opsix 取扱説明書 より
のみを圧縮して、不必要なピークを抑えます。THREパラメーターで圧縮のかかる
レベルを、CEILパラメーターで出力レベルを設定します。
で、実験が...効果的な使い方がよくわからない(笑)
MASTER LIMITERを使っているプリセット音を見つけて確認したけれど、なんで使っているのかわからなかった。
どのように使うのが効果的なのかなぁ...
ピークを押さえるのはわかるんだけれど、言葉はわかるけれど...ねぇ。
ということで、音で効果が感じられるようにしたかったのですが、よーく聞かないとわかりませんが、以下に実験結果を掲載します。
パラメーターの説明
初期設定値
opsix | Knob | Full Name | Range | 初期設定値 |
THRE | B | Threshold | -30.0~0.0 [dB] | 0.0dB |
CEIL | C | Out Ceiling | -30.0~0.0 [dB] | 0.0dB |
REL | E | Release | 0.65~1000.00 [msec] | 1.00ms |
ーーー | F | ーーー |
opsix、opsix nativeの画面
実験: EFFECT: TYPE: MASTER LIMITER
では、パラメーターを変化させてみます。
実験1: EFFECT: TYPE: MASTER LIMITER: THRE
では、THRE(THRESHOLD: しきい値)を変化させます。
設定値
測定方法
- プリセット・プログラム「307 Fis Drumparts」を選択
- FX3のMASTER LIMITERを画面表示
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
THRE | B | Threshold | 0.0dB→-12.3dB |
CEIL | C | Out Ceiling | 0.0dB |
REL | E | Release | 1.00ms |
ーーー | F | ーーー |
- アルペジエーターをONにしてA3=220Hzを弾きながら、THREの値を0.0→-12.3dBに変化させる。
音データ
しきい値を下げているから、音のピークがなくなってきている、、、はず。
音のレベルも上がってきます。
REL(リリース・タイム)も1.00msあるので、詰まった感じはあまりしません。
実験2: EFFECT: TYPE: MASTER LIMITER
では、REL(リリース・タイム)を変化させてみます。
最小の0.65msから、変化が感じられる付近まで値を大きくします。
設定値
測定方法
- プリセット・プログラム「307 Fis Drumparts」を選択
- FX3のMASTER LIMITERから、以下の値を設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
THRE | B | Threshold | -12.3dB |
CEIL | C | Out Ceiling | 0.0dB |
REL | E | Release | 0.65→6.60ms |
ーーー | F | ーーー |
- アルペジエーターをONにして、A3=220Hzを弾きながらRELパラメーターを最小値の0.65ms→6.6msまで変化させる。
音データ
最初音が詰まった感じで聞こえますが、徐々に不自然さがなくなったと思います。
取扱説明書に書かれている「不必要なピーク」は...シンセサイザーでは効果的なエフェクトとして使っちゃいますね。
0.65msの詰まった感じにするとかね。
まとめ
今回は「KORG opsixのエフェクター: MASTER LIMITER」と題して、機能の説明と実験をしました。
シンセサイザーに搭載して、どのように使うんだろう...
未だ解が出せません。
実験のように詰まった感じにするとか...かなぁ。
MASTER LIMITERを使用しているプリセット音で効果を確認しましたが、いまいちぴんときませんでした。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixのエフェクター: COMPRESSOR」と題して、機能の説明と実験をします。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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