みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: ARPページ・グループ」と題して、機能説明と実験をします。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
ARPページ・グループ
[ARP] ページ・グループはアルペジエーターの機能ページです。
アルペジエーターは、自動的に演奏する機能で、鍵盤でコードを押さえると、選択したパターンを自動演奏します。
ARP(ARPEGGIATOR)ページ
アルペジエーターのオン/オフ、ノート・パターン、スピード、ゲート・タイム、展開音域(OCTAVE)のパラメーターで構成されています。
INITの初期設定値
opsix | Knob | Full Name | Range | 初期設定値 |
RUN | A | Arpeggiator Run | Off, On, Latch | Off |
PTRN | B | Arp Pattern | Manual, Up, Down, Alt1, Alt2, Random, Trigger | Manual |
— | C | — | — | — |
RESO | D | Resolution | 1/32triplet ~ 1/4 | 1/16 |
GATE | E | Gate Time | 0~100[%] | 80% |
OCT | F | Octave | 1~4[oct] | 1oct |
opsixの画面
opsix nativeの画面
ARP: RUN(ARPEGGIATOR RUN)
アルペジエーターの動作を切り替えます。
値 | 説明 |
OFF | 鍵盤を押してもアルペジエーターは動作しません。 |
ON | 鍵盤を押すとアルペジエーターが動作し、鍵盤を離すと終了します。 |
LATCH | 鍵盤を押すとアルペジエーターが動作し、鍵盤を離しても動作し続けます。 |
ARP: PTRN(ARPEGGIATOR PETTERN)
アルペジエーターのパターンを選択します。
譜面は「ド」、「ミ」、「ソ」、「シ」の和音を弾いた時の演奏パターンです。
- MANUAL:同時に押さえている複数の鍵盤を弾いた順番にアルペジオが展開されます
- UP:音程の低い方から高い方へ発音します
- DOWN:音程の高い方から低い方へ発音します
- ALT1:Up と Down を繰り返して発音します(最高音と最低音で 1 回発音します)
- ALT2:Up と Down を繰り返して発音します(最高音と最低音で 2 回発音します)
- RANDOM:ランダムに発音します。
- TRIGGER:押さえている音が、テンポと 「RESOLUTN」 のタイミングで同時に発音します。「OCT.RANGE」の設定は無効となります。
ARP: RESO(RESOLUTION)
設定したテンポに対するレゾリューション(発音の間隔)を設定します。
ARP: GATE(GATE TIME)
発音する長さをパーセント(%)で設定します。
ARP: OCT(OCTAVE)
アルペジエーターが展開する音域をオクターブ単位で設定します。
実験: ARP: PATTERN
では、アルペジエーターの実験として、いろいろなパターンで実施してみましょう。
設定値
測定方法
- 上記の値を設定
- ARPページで以下の値を設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
RUN | A | Arpeggiator Run | On |
PTRN | B | Arp Pattern | Manual, Up, Down, Alt1, Alt2, Random, Trigger |
— | C | — | — |
RESO | D | Resolution | 1/16 |
GATE | E | Gate Time | 80% |
OCT | F | Octave | 1oct |
- PTRNを選択して、アルペジエーターをON
- Amaj7を弾く(TRIGGERの時は、一つずつ弾く鍵盤を増やしていく)
音データ
MANUAL
UP
DOWN
ALT1
ALT2
RANDOM
TRIGGER
4回鳴らすたびに、1つずつ鳴らす鍵盤を増やしています。
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: ARPページ・グループ」と題して、機能説明と実験をしました。
一度触って体験してしまえば、「なぁんだ」と思う機能です。
より複雑な自動演奏をさせたい場合は、opsixはシーケンサーを搭載していますので、そちらを使います。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixの機能: SEQページ・グループ」と題して、機能説明と実験をします。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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