みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixのエフェクター: SPRING REVERB」と題して、機能の説明と実験をします。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
EFFECT: SPRING REVERB
opsixの取扱説明書では、以下のように書いてあります。
一部のギター ・アンプやオルガンで使用されるスプリング方式のリバーブ・サウン
opsix 取扱説明書 より
ドを再現したリバーブです。LENGTHやCHIRPパラメーターにより、モデリングす
るバネの性質をコントロールできます。
KAMIN
シミュレートしたエフェクトは使ってみるのが一番。
実験しましょう。
パラメーターの説明
初期設定値
opsix | Knob | Full Name | Range | 初期設定値 |
LEVEL | B | Reverb Level | 0~100 | 50 |
LENGTH | C | Spring Length | 0~100 [%] | 50% |
TIME | E | Reverb Time | 49 [msec] ~ 4.0000 [sec] | 3.0000s |
CHIRP | F | Chirp | 0~100 [%] | 85% |
opsix、opsix nativeの画面
実験1: EFFECT: SPRING REVERB: SPRING LENGTH
スプリングの長さのシミュレートですね。
LENGTHパラメーターを変化させてみます。
設定値
測定方法
- エフェクターの測定時の初期データの設定
- EGは2番[DECAY=500ms]の設定
- アルペジエーターはON
- Program Levelを-6.0dB → -3.0dBに変更
- EFFECTページでFX1に下記の値に設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
LEVEL | B | Reverb Level | 50 |
LENGTH | C | Spring Length | 0% → 100% |
TIME | E | Reverb Time | 1.5000s |
CHIRP | F | Chirp | 70% |
- ENABLE(Dノブ)をOFF
- A3=220Hzを弾く
- 3回目の前にENABLE(Dノブ)をON
- Spring Lengthを0% → 100%に変化させる
音データ
KAMIN
バネの長さをシミュレートしているんですね。
面白いっ!
実験2: EFFECT: SPRING REVERB: REVERB TIME
今度はREVERB TIMEパラメーターを変化させてみます。
設定値
測定方法
- エフェクターの測定時の初期データの設定
- EGは2番[DECAY=500ms]の設定
- アルペジエーターはON
- Program Levelを-6.0dB → -3.0dBに変更
- EFFECTページでFX1に下記の値に設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
LEVEL | B | Reverb Level | 50 |
LENGTH | C | Spring Length | 50% |
TIME | E | Reverb Time | 49ms → 4.0000s |
CHIRP | F | Chirp | 70% |
- ENABLE(Dノブ)をOFF
- A3=220Hzを弾く
- 3回目の前にENABLE(Dノブ)をON
- Reverb Timeを49ms → 4.0000sに変化させる
音データ
KAMIN
これはもう、残響時間です。
実験3: EFFECT: SPRING REVERB: CHIRP
バネの性質を変化させるパラメーター。
CHIRPパラメーターを変化させてみます。
設定値
測定方法
- エフェクターの測定時の初期データの設定
- EGは2番[DECAY=500ms]の設定
- アルペジエーターはON
- Program Levelを-6.0dB → -3.0dBに変更
- EFFECTページでFX1に下記の値に設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
LEVEL | B | Reverb Level | 50 |
LENGTH | C | Spring Length | 50% |
TIME | E | Reverb Time | 49ms |
CHIRP | F | Chirp | 0% → 100% |
- ENABLE(Dノブ)をOFF
- A3=220Hzを弾く
- 3回目の前にENABLE(Dノブ)をON
- Chirpを49ms → 4.0000sに変化させる
音データ
KAMIN
「バネの硬さ」をシミュレートしているイメージですね。
リバーブも奥が深い。
まとめ
今回は「KORG opsixのエフェクター: SPRING REVERB」と題して、機能の説明と実験をしました。
これは面白い。
最終的な味付けとしても面白い効果があると思います。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixの機能: ARPページ・グループ」と題して、機能説明と実験をします。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
コメント