みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: MISC: PROG PITCHページ」と題して、機能説明と実験をします。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
MISC: PROG PITCH: TRANS(Transpose)
プログラムの全体のピッチを半音単位(Semitone)で、+/-1オクターブ(+/-12)の範囲で設定します。
実験: MISC: PROG PITCH: TRANS(Transpose)
TRANSパラメーターを変化させます。
設定値
測定方法
- 上記の値を設定
- PROG PITCHページで以下の値を設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
TRANS | A | Transpose | 0→12→0→-12→0semi |
BEND | B | Pitch Bend Up | +2 |
LFO1 | C | LFO1 Int | 0.00 |
OCT | D | Octave | 0 |
— | E | Pitch Bend Down | -2 |
CTRL | F | LFO1 Ctrl Src | Off |
- 、A3=220Hzを弾きながら、TRANSの値を0→12→0→-12→0semiにノブを回して変化させる
音データ
MISC: PROG PITCH: OCT(Octave)
プログラム全体のピッチをオクターブ単位で、+/-2オクターブの範囲で設定します。
実験1: MISC: PROG PITCH: OCT(Octave)
OCTパラメーターを変化させます。
設定値
測定方法
- 上記の値を設定
- PROG PITCHページで以下の値を設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
TRANS | A | Transpose | 0semi |
BEND | B | Pitch Bend Up | +2 |
LFO1 | C | LFO1 Int | 0.00 |
OCT | D | Octave | 0→+2→0→-2→0oct |
— | E | Pitch Bend Down | -2 |
CTRL | F | LFO1 Ctrl Src | Off |
- アルペジエーターをONにして、A3=220Hzを弾きながら、OCTの値を0→+2→0→-2→0octにノブを回して1つずつ変化させる
音データ
実験2: MISC: PROG PITCH: OCT(Octave):
では、バーチャルパッチを使ってLFOで制御してみましょう。
設定値
測定方法
- 上記の値を設定
- PROG PITCHページで以下の値を設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
TRANS | A | Transpose | 0semi |
BEND | B | Pitch Bend Up | +2 |
LFO1 | C | LFO1 Int | 0.00 |
OCT | D | Octave | 0 |
— | E | Pitch Bend Down | -2 |
CTRL | F | LFO1 Ctrl Src | Off |
- アルペジエーターをONにして、A3=220Hzを弾く
音データ
値の変化はオクターブごとなので、こんな仕上がりになりました。
アルペジエーターをONでバーチャルパッチで自動制御しているので、指1本で弾いていますよ(笑)
MISC: PROG PITCH: LFO1(LFO1 INT)
LFO1のピッチへの効果を半音単位で設定します。
実験: MISC: PROG PITCH: LFO1(LFO1 INT)
LFO1 INTの値を変化させてみましょう。
設定値
測定方法
- 上記の値を設定
- PROG PITCHページで以下の値を設定
opsix | Knob | Full Name | 設定値 |
TRANS | A | Transpose | 0semi |
BEND | B | Pitch Bend Up | +2 |
LFO1 | C | LFO1 Int | 0.00→ +144.00→0.00→-144.00→0.00semi |
OCT | D | Octave | 0oct |
— | E | Pitch Bend Down | -2 |
CTRL | F | LFO1 Ctrl Src | Off |
- A3=220Hzを弾きながら、LFO1 INTの値を0.00→ +144.00→0.00→-144.00→0.00semiにノブを回して変化させる
音データ
MISC: PROG PITCH: CTRL(LFO1 CONTROL SOURCE)
LFO1の値を制御するコントローラーを設定します。
コントローラーを最大値にした時にLFO1 INTに設定した値になります。
MISC: PROG PITCH: BEND(PITCH BEND UP/PITCH BEND DOWN)
ピッチ・ホイールの変化の最大値を半音単位(semitone)で+/-5オクターブの範囲で設定します。
設定 | |
PITCH BEND UP | ピッチ・ホイールをセンターから上(奥側)へ動かしたときの最大値 マイナス側にも設定できます。 |
PITCH BEND DOWN | ピッチ・ホイールをセンターから下(手前側)へ動かしたときの最大値 マイナス側にも設定できます。 |
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: MISC: PROG PITCHページ」と題して、機能説明と実験をしました。
基本的な部分なのであまり設定変更しないパラメーターですが、PITCH BENDを使わないのでしたら、この設定をPITCH BEND UP/PITCH BEND DOWNの値をゼロにして、バーチャルパッチで他のパラメーターのコントロールにも使用できます。
これで、コントローラーが一つ増えた感じですね(笑)
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixの機能: MISC: PROG MISCページ」と題して、機能説明と実験をします。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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