みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: MODE: EFFECT: PUNCH」と題して、機能説明と実験をします。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
MODE: EFFECT: PUNCH
アタック時のみ音量を強調するエフェクトです。
microKORG XL+にもありましたが、うれしい機能です。
単純明快で使い勝手の良い機能です。
初期設定値
opsix | Knob | opsix native | Full Name | Range | 初期設定値 |
OSC MIX | C | Mix | OSC Mix Level | 0~100 [%] | 50% |
PUNCH | E | Punch | Punch | 0~100 [%] | 0% |
HIGH | F | Gain | High Gain | -18.0~18.0 [dB] | 0.0dB |
実験: MODE: EFFECT: PUNCH
今回の実験は以下の通りです。
- サイン波でPUNCHの値を0→100%に変化させて、音の変化を確認する。
- ノコギリ波でPUNCHの値を0→100%に変化させて、音の変化を確認する。
- 2.の設定で、PUNCH=50%にして、HIGHを変化させて、音の変化を確認する。
実験1: EFFECT: PUNCH、WAVE: SINE、PUNCH=0→100%
サイン波でPUNCHの値を0→100%に変化させます。
設定値
測定方法
- 上記の値を設定(サイン波)
- MODE: EFFECTページで以下の値を設定
opsix | Knob | opsix native | Full Name | 設定値 |
FX | B | Effect Type | Effect Type | PUNCH |
OSC MIX | C | Mix | OSC Mix Level | 50% |
PUNCH | E | Punch | Punch | 0→100% |
HIGH | F | Gain | High Gain | 0.0dB |
- アルペジエーターをONにして、A3=220Hzを弾きながら、手動でPUNCHの値を0→100%に変化させて、音の変化を確認
音データ
実験2: EFFECT: PUNCH、WAVE: SAW、PUNCH=0→100%
ノコギリ波でPUNCHの値を0→100%に変化させます。
設定値
opsix nativeの画面
測定方法
- 上記の値を設定(ノコギリ波)
- MODE: EFFECTページで以下の値を設定
opsix | Knob | opsix native | Full Name | 設定値 |
FX | B | Effect Type | Effect Type | PUNCH |
OSC MIX | C | Mix | OSC Mix Level | 50% |
PUNCH | E | Punch | Punch | 0→100% |
HIGH | F | Gain | High Gain | 0.0dB |
- アルペジエーターをONにして、A3=220Hzを弾きながら、手動でPUNCHの値を0→100%に変化させて、音の変化を確認
音データ(op effect97-punch-saw-0-100)
振幅データ
実験3: EFFECT: PUNCH、HIGH=0.0→+18.0→0.0→-18.0→0.0dB
実験2.の設定で、PUNCH=50%にして、HIGHの値を変化させます。
設定値
測定方法
- 上記の値を設定(ノコギリ波)
- MODE: EFFECTページで以下の値を設定
opsix | Knob | opsix native | Full Name | 設定値 |
FX | B | Effect Type | Effect Type | PUNCH |
OSC MIX | C | Mix | OSC Mix Level | 50% |
PUNCH | E | Punch | Punch | 50% |
HIGH | F | Gain | High Gain | 0.0→+18.0→0.0→-18.0→0.0dB |
- アルペジエーターをONにして、A3=220Hzを弾きながら、手動でHIGHの値を0.0→+18.0→0.0→-18.0→0.0dBに変化させて、音の変化を確認
音データ
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: MODE: EFFECT: PUNCH」と題して、機能の説明と実験をしました。
この「コッ」とか「ぷすっ」とかが欲しいんです。
これだけで音の印象が劇的に変わります。
これを音作りで実現するのが至難の業。
それがこの機能1つでできてしまう。
microKORG XL+よりも明確に効果を感じられます。
そしてHIGHでキャラクターまで変化させることができる。
うれしい限りですね。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixのプリセット分析: 009 Punchy Wire Piano」と題して、MODE: EFFECTにPUNCHを使用したプリセット・プログラム「009 Punchy Wire Piano」のパラメーターを分析します。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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