みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: PITCHページ・グループ」と題して、PITCHページ・グループとその中にあるPITCHページ、P MODページについて説明します。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
PITCHページ・グループ
PITCHページ・グループには、2つのページがあり、[PAGE < 、>] ボタンを押すか、OPERATORSの[PITCH]ボタンを再度押すことでページが切り替わります。
このページ・グループには6つのオペレーターごとのPITCHに関するパラメーター群のPITCHページと、LFO/EG、ベロシティによるPITCHへのモジュレーションのパラメーター群のP MODページがあります。
あらかじめ6つのオペレーターのうち、どのオペレーターをエディットするか、[OP SELECT +/-ボタン、YES、NO]ボタンで選択しておきます。
PITCHページ
PITCHページには、6つのオペレーターのPITCHに関するパラメーターが表示・設定できます。
基本的なピッチに関するパラメーター群でオペレーター内で調整するパラメーターです。
RATIOとFIXEDの詳細設定はこのページで行います。
オペレーター単独でDETUNEを設定する時はここのDETUNEパラメーターで設定します。
また、FREQをFIXEDにした場合は、TRANSは機能しません。
パラメーター
パラメーターは、以下の通りです。
FREQで選択したRATIOとFIXEDの違いにより設定パラメーターが違うため、画面が変わります。
詳細は実験を踏まえて別ページで説明します。
INITの初期設定値
FREQがRATIOの場合
opsix | Knob | Full Name | Range | 初期設定値 |
FREQ | A | Frequency Mode | FIXED, RATIO | RATIO |
— | B | — | — | — |
TRANS | C | Transpose | -12~+12 [semi] | 0 |
COARSE | D | Coarse Ratio | 1/128~32 | 1.0000 |
FINE | E | Fine Ratio | 0.50~2.00 | ↑ |
DETUNE | F | Detune | -50.0~+50.0 [cents] | 0.0cents |
FREQがFIXEDの場合
opsix | Knob | Full Name | Range | 初期設定値 |
FREQ | A | Frequency Mode | FIXED, RATIO | FIXED |
— | B | — | — | — |
TRANS | C | Transpose | -12~+12 [semi] | 0 |
x100 | D | Fixed Frequency | 0.01~9999.99 [Hz] | 440.00Hz |
x1 | E | Fixed Frequency | 0.01~9999.99 [Hz] | ↑ |
x0.01 | F | Fixed Frequency | 0.01~9999.99 [Hz] | ↑ |
opsixの画面
opsix nativeの画面
P MODページ
P MODページは、各オペレーターにあらかじめ設定されているPITCHに関するモジュレーションのパラメーター群です。
EG1、LFO1、VEL(ベロシティ)に関してはバーチャル・パッチを利用することなくこのページに割り当てられています。
また、D,Eノブで設定したコントローラーで変化を与えることができます。
コントローラーを設定すると、コントローラーの変化を最大にした時に設定した効果の値と鳴ります。
パラメーター
パラメーターは、以下の通りです。
詳細は実験を踏まえて別ページで説明します。
INITの初期設定値
opsix | Knob | Full Name | Range | 初期設定値 |
EG1 | A | EG1 Int | -144.00~+144.00 [semi] | 0.00semi |
LFO1 | B | LFO1 Int | -144.00~+144.00 [semi] | 0.00semi |
VEL | C | Velocity Sens | 0~100 [%] | 0% |
CTRL | D | EG1 Ctrl Src | *「 Control Source List」 | OFF |
CTRL | E | LFO1 Ctrl Src | *「 Control Source List」 | OFF |
DEST | F | Velocity Mod. Dest. | Fine, Coarse | FINE |
opsixの画面
opsix nativeの画面
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: PITCHページ・グループ」と題して、PITCHページ・グループとその中にあるPITCHページ、P MODページについて説明しました。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixの機能: PITCH: FREQUENCY MODE」と題して、パラメーターの説明と実験します。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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