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KORG opsixの機能: FMのキャリアとモジュレーターの関係(4)

シンセサイザー opsixの機能: FMのキャリアとモジュレーターの関係(4)
この記事は約4分で読めます。

みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。

今回は「KORG opsixの機能: FMのキャリアとモジュレーターの関係(4)」と題して、2つのオペレーターを使ってキャリアとモジュレーターによる音の変化について説明します。

KAMIN
KAMIN

今回はキャリア側のRATIOの周波数比を上げてみます。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。

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RATIO: OP1(C): 20.0000、OP2(M): 1.0000での実験

今度はキャリア側のRATIOの値を上げてみましょう。

キャリア OP1のRATIO=20.000、モジュレーター OP2のRATIO=1.0000での実験です。

2optest-r20r1 algorithm

opsixの画面

opsix op1-r20
opsix op2-r1

opsix nativeの画面

opsix native 2op-c20m1-n1

実験1: OP1(C): LEVEL: 100%、OP2(M): LEVEL: 0%

まずは、モジュレーター OP2の変調をかけない音を聞いてみましょう。

設定値

2optest-r20r1-algorithm-0

音データ

KAMIN
KAMIN

まさしく、正弦波の「ピー」音です。

波形

2op r20r1 c100-m0-osc

周波数スペクトル

2op r20r1 c100-m0-spectrum

実験2: OP1(C): LEVEL: 100%、OP2(M): LEVEL: 30%

では、モジュレーターOP2のOP LEVEL=30%にしてみましょう。

設定値

2optest-r20r1-algorithm-30

音データ

KAMIN
KAMIN

「ピー」のまわりにうろついている音が出てきました。

波形

2op r20r1 c100-m30-osc
KAMIN
KAMIN

メジャーを変えていないから波形が変化したか、わかりません。

周波数スペクトル

2op r20r1 c100-m30-spectrum
KAMIN
KAMIN

基音の周りに多くの周波数のレベルが上がっているようです。

実験3: OP1(C): LEVEL: 100%、OP2(M): LEVEL: 50%

では、レベルを50%に上げてみましょう。

設定値

2optest-r20r1-algorithm-50

音データ

KAMIN
KAMIN

基音がなんだかわからなくなっちゃいました。

波形

2op r20r1 c100-m50-osc
KAMIN
KAMIN

すみません。

スケールを伸ばせばよかった。

周波数スペクトル

2op r20r1 c100-m50-spectrum
KAMIN
KAMIN

基音の周りにとげとげが増えています。

実験4: OP1(C): LEVEL: 100%、OP2(M): LEVEL: 70%

では、レベルが50%です。

設定値

2optest-r20r1-algorithm-70

音データ

KAMIN
KAMIN

もうピッチがわかりません。

波形

2op r20r1 c100-m70-osc
KAMIN
KAMIN

波形が広がった...

周波数スペクトル

2op r20r1 c100-m70-spectrum
KAMIN
KAMIN

どんどん広がっていきます。

実験5: OP1(C): LEVEL: 100%、OP2(M): LEVEL: 100%

今度は最大のOP2のOP LEVEL=100%にしてみましょう。

設定値

2optest-r20r1-algorithm-100

音データ

KAMIN
KAMIN

低い周波数の成分が増えました。

波形

2op r20r1 c100-m100-osc
KAMIN
KAMIN

ここまで広がりました。

周波数スペクトル

2op r20r1 c100-m100-spectrum
KAMIN
KAMIN

低い周波数側に広がっています。

実験6: OP1(C): LEVEL: 100%、OP2(M): LEVEL: 0%→100%

最後に音を鳴らしながら、OP2のOP LEVELを手動で0→100%にしてみました。

音データ

KAMIN
KAMIN

途中からピッチが低くなっていきました。

まとめ

今回は「KORG opsixの機能: FMのキャリアとモジュレーターの関係(4)」と題して、2つのオペレーターを使ってキャリアとモジュレーターによる音の変化について説明しました。

キャリアの周辺に倍音が増えていきましたね。

モジュレーター側のRATIOを変化させると、また違った周波数成分になるので試してみてください。

この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。

次回は「KORG opsixの機能: FMのキャリアとモジュレーターの関係(5)」と題して、今度はモジュレーターのRATIOの値を「0.5000」に変化させて実験します。

では。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザーopsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。

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