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シンセサイザー KORG opsixのプリセット音のパラメーター分析: 037 Metalic Pluck

この記事は約7分で読めます。

みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。

今回は「シンセサイザー KORG opsixのプリセット音のパラメーター分析: 037 Metalic Pluck」と題して、プリセット・プログラム「037 Metalic Pluck」のパラメーターを分析します。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。

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音の特徴

クラビネットにチェンバリンの倍音成分を重ねたような音です。

実験

では、音で確認しましょう。

KAMIN
KAMIN

パラメーターの分析は下に書いています。

詳細はそちらをご覧ください。

実験1: 弾いてみる

測定方法

シーケンサーをONにしてPLAYボタンを押します。

音データ

KAMIN
KAMIN

MODE: EFFECT: COMB FILTERで独特の音の質感を作り出しています。

実験2: OP4のMODE: EFFECT: COMBのOSC MIXを変更する

設定方法

OP4のMODE: EFFECT: OSC MIXを0%→15%に変更する。

測定方法

シーケンサーをONにしてPLAYボタンを押します。

音データ

KAMIN
KAMIN

フィルターの効いた音に低音域の成分を増やしたかったので、このパラメーターを調整しました。

どうでしょうか?

パラメーター分析

INITプログラムからの変化を元に分析しています。

INITプログラムのパラメーターの設定については「シンセサイザー KORG opsixの機能: INIT(初期設定)プログラムの分析」をご確認ください。

alg-02

アルゴリズムには02番のアルゴリズムが設定されています。

2つのオペレーターの直列接続と4つのオペレーターの直列接続で構成されています。

OP1~OP2の直列接続は、キャリアのOP1がRATIO 1.0000、モジュレーターのOP2がRATIO 0.5000とキャリアより低いピッチのRATIOで「ごりごり」とした音を作っています。

OP1のFM: FEEDBACKをEG1による時間的変化をバーチャル・パッチで設定してアタック時の音のノイジーな部分を演出しています。

OP3~OP6の直列接続は、OP5でMODE: FILTERを使ってRATIO 0.5000のNOISE PINKの音とOP6のMODE: EFFECT: PUNCHを使ったNOISE PINKの音にフィルターをかけた音をキャリアから2段をMODE: EFFECT: COMBを使用して、COMB FILTERをかけています。

COMB FILTERはOP4が0.2975、OP5が0.5000としてFEEDBACKを調整しています。

これでスティール弦を引っ掻いたような音を作っています。

OP5を除くオペレーターはベロシティで鍵盤を弾く強さによる効果を演出しています。

FILTERはINITプログラムのままで、効果はありません。

エフェクターは3-BAND EQでLOWとHIGHを上げ、REVERBで初期反射が多めの硬質な残響効果を演出しています。

演奏表現の手段として、モジュレーション・ホイールを動かすことでキャリアのOP1とOP3のLEVELを上げ、プログラム全体のDECAY TIMEを長くするように設定されています。

037 Metalic Pluck alg-02-param
037 Metalic Pluck alg-02-param etc

MODE、WAVE、OP LEVEL、FREQUENCY MODE

037 Metalic Pluck mode1-fm-filter
037 Metalic Pluck mode2-effect

OP1-OP2で幹となる音をつくり、OP3~OP6で弦をはじく音をOP6のPUNCH効果を付けた信号をOP5のフィルターでレゾナンスを効かせてOP3, OP4のCOMB FILTERで独特の音の変化を与えています。

OP-EG

037 Metalic Pluck op-eg alg-02
037 Metalic Pluck op-eg

2つのキャリアのDECAY TIMEが長く、SUSTAIN LEVELが小さく設定されています。

OP-PITCH、OP-P MOD、OP-L MOD、OP-KEY TRACK

OP-P MOD

037 Metalic Pluck op-p-mod

OP5はEG1によりピッチが時間的変化するように設定されています。

OP-L MOD

037 Metalic Pluck op-l-mod

OP1からOP3、OP5, OP6は鍵盤を弾く強さ(VELOCITY)による効果が設定されています。

OP-KEY TRACK

037 Metalic Pluck op-key-track

OP4~OP6に対して、基準キーから高いキーになるほどレベルがマイナスに変化するように設定されています。

FILTER

037 Metalic Pluck filter

FILTERページのパラメーターはINITプログラムと同じ設定値でした。

FILTERはENABLE: ONですが、CUTOFF周波数が最大値であるため、フィルターの影響はないと考えます。

MOD(EG、LFO)

EG

037 Metalic Pluck eg

EG1はDECEY TIMEが少し短く、RELEASE TIMEが少し長く設定されています。

EG1はパラメーターに影響を与えるように設定されていません。

EG2はバーチャル・パッチでOP1のMODE: FM: FEEDBACKを時間的変化するように設定されています。

LFO

037 Metalic Pluck lfo

LFO1は、WAVEにTRIANGLEが使用され、KEY SYNCがCOMMON(最初のキーのみ位相がリセットされる)、TEMPO SYNCがOFF、SPEEDが6.10Hz、に設定されています。

LFO1はPROGRAM PITCHでピッチの周期的変化をアフター・タッチでコントロールするように設定されています。

EFFECT

037 Metalic Pluck fx

FX1はOFF、FX2は3-BAND EQ、FX3はREVERBが設定されています。

VIRTUAL PATCH

037 Metalic Pluck v-patch

バーチャル・パッチの設定は以下の通りです。

  1. V.PATCH1は、OP1のMODE: FM: FEEDBACKをEG2で時間的変化するように設定されています。
  2. V.PATCH2は、OP3のLEVELをモジュレーション・ホイールで変化するように設定されています。
  3. V.PATCH3は、プログラムのDECAY TIMEをモジュレーション・ホイールで変化するように設定されています。
  4. V.PATCH4は、OP1のLEVELをモジュレーション・ホイールで変化するように設定されています。

MISC

037 Metalic Pluck prog-pitch

LFO1によるピッチの周期的変化をアフター・タッチでコントロールするように設定されています。

VOICE

037 Metalic Pluck voice

UNISON VOICESが2、UNISON DETUNEが10cents、UNISON SPREADが51%に設定されています。

まとめ

今回は「シンセサイザー KORG opsixのプリセット音のパラメーター分析: 037 Metalic Pluck」と題して、プリセット・プログラム「037 Metalic Pluck」のパラメーターを分析しました。

実験では音を補正するようにパラメーターを調整しました。

質感を保ってもう少し過激にするのなら、エフェクターにEARLY REFLECTIONを使ってみたりENHANCERやEXICITERを使うのも面白そう。

皆さんも是非チャレンジしてみてください。

この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。

次回は「シンセサイザー KORG opsixのプリセット音のパラメーター分析: 042 Wave Shaper Clav」と題して、プリセット・プログラム「042 Wave Shaper Clav」のパラメーターを分析します。

では。

新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザーopsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。

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