みなさん、こんにちは。
「カムカム・シンセサイザー」のKAMINです。
今回は「KORG opsixの機能: EFFECTページ・グループ」と題して、機能について説明します。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このブログでは、その魅力を細かく音と画像で詳しく説明していきます。
EFFECTページ・グループ
各オペレーターで作成した音にフィルターを介してできた音をエフェクトするパラメーター群のページとなります。
3系統のエフェクトが使用できますので、FX1~FX3までページがあります。
プリセット音でもシンセサイザーに内蔵されたエフェクトで積極的に音作りをしているプログラムはよくあります。
積極的に使いたいですね。
FXページ
FXページでは、Aノブでエフェクトのタイプの選択、Dノブがエフェクトのオン/オフ・スイッチ。
その他がエフェクトのパラメーターになります。
内蔵エフェクトのパラメーターまでコントローラーで操作できてしまうKORGの技術。
というか姿勢。
素晴らしいね。
opsix nativeの場合、ヴァーチャル・パッチの[DEST]に設定するには、以下の割り当てとパラメーター・リストを確認して設定する必要があります。
パラメーター
Knob | Display | Full Name | Range |
A | FX | Effect Type | 30種類のエフェクターから選択します。 以下のEFFECT: FXのエフェクト一覧を参照ください。 |
D | ENABLE | Enable | Off, On |
B | FX EDIT 1 | — | 利用するエフェクトにより機能が違います。 opsixの取扱説明書でご確認ください。 |
C | FX EDIT 2 | — | 〃 |
E | FX EDIT 3 | — | 〃 |
F | FX EDIT 4 | — | 〃 |
opsixの画面(例:CHORUS選択時)
opsix nativeの画面(例:CHORUS選択時)
注意: opsix nativeでのVIRTUAL PATCHへの設定表示
バーチャル・パッチでDESTパラメーターにエフェクトのパラメーターを設定する時、opsix nativeにはパラメーター名が表示されません。
確認するにはopsix 取扱説明書のパラメーター・ガイドとなります。
ご注意ください。
opsixの画面(例:CHORUS選択時)
DEST(Destination)の選択時に、どのエフェクトが選択されているか認識してパラメーター名を表示しますので、わかりやすい。
opsix nativeの画面(例:CHORUS選択時)
FX1が何を選択しているかは、エフェクトの画面を見て確認します。
どのパラメーターを操作するかは、opsix 取扱説明書のパラメーター・ガイドから「FXx Param x」が割り当てられたパラメーターがどれかを確認する必要があります。
opsix nativeの取扱説明書ではなく、opsixの取扱説明書です。
ご注意ください。
EFFECT: FX
opsixのエフェクトは、30種類あります(BPMでの操作をするものを分けて数えています)。
エフェクトの種類はこちらの表になります。
HOME/ALGOでのノブ割り当てパラメーターはKAMINが調べた結果です。
エフェクト一覧
各エフェクトの説明ページでは画像と音データを踏まえて掲載しております。
以下のリストの「Full name」欄にリンクしていますので、ご覧ください。
Effect Name | Full Name | HOME/ALGOでのノブ割り当て パラメーター |
CHO | Chorus | MIX(Dry:Wet Mix) |
U.ENS | Unison Ensemble | MIX(Dry:Wet Mix) |
PHA | Phaser | MIX(Dry:Wet Mix) |
PHA♪ | Phaser (BPM) | MIX(Dry:Wet Mix) |
PAN | Auto Pan | DEPTH(Depth) |
PAN♪ | Auto Pan (BPM) | DEPTH(Depth) |
FLNG | Flanger | MIX(Dry:Wet Mix) |
FLN♪ | Flanger (BPM) | MIX(Dry:Wet Mix) |
RTRY | Rotary Speaker | BAL(Horn:Rotor Balance) |
A.WAH | Auto Wah | MIX(Dry:Wet Mix) |
EXC | Exciter | MIX(Dry:Wet Mix) |
ENH | Enhancer | MIX(Dry:Wet Mix) |
FLTR | LFO Filter | CUTOFF(Cutoff) |
3EQ | 3-Band EQ | LOW(Band1 Low Gain) |
DIST | Distortion | DRIVE(Drive) |
G.AMP | Guitar Amp | DRIVE(Drive) |
DEC | Decimator | MIX(Dry:Wet Mix) |
GRAIN | Grain Shifter | MIX(Dry:Wet Mix) |
LIMIT | Master Limiter | THRE(Threshold) |
COMP | Compressor | MIX(Dry:Wet Mix) |
DLY | Delay | LEVEL(Delay Level) |
DLY♪ | Delay (BPM) | LEVEL(Delay Level) |
PDLY | Autopan Dly | LEVEL(Delay Level) |
PDL♪ | Autopan Dly(BPM) | LEVEL(Delay Level) |
TDLY | Tape Echo | LEVEL(Delay Level) |
TDL♪ | Tape Echo (BPM) | LEVEL(Delay Level) |
REF | Early Reflection | LEVEL(Reverb Level) |
REVERB | Reverb | LEVEL(Reverb Level) |
SHVERB | Shimmer Reverb | LEVEL(Reverb Level) |
SPRING | Spring Reverb | LEVEL(Reverb Level) |
まとめ
今回は「KORG opsixの機能: EFFECTページ・グループ」と題して、機能について説明しました。
opsixのエフェクトはパラメーターが4つと少ないので、使いやすいと思います。
どんな効果があるのか、一通り試してみると使いたくなる効果が発見できますよ。
この記事を読んだ方がシンセサイザーに興味を持っていただけたら幸いです。
次回は「KORG opsixの機能: EFFECT実験時の基本設定」と題して、実験時のパラメーターの設定について説明します。
では。
新たな進化を遂げたKORGのFMシンセサイザー、opsixとopsix native。
このシンセサイザーでしか味わえない魅力が満載です。
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